スキャニングで残ったもの。完全電子化への過渡期の時代 ScanSnap S1500

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スキャニングで残ったもの…

机の上に散らかっている書類を、まずはかたっぱしからスキャニング。枚数のあるものはPDFに。それらが、1分間に18枚のスピード(ノーマル)で取り込んでいく(ボクはScanSnap S510だが、現在のオススメはS1500M(forMac)http://amzn.to/AD6bV2 もしくはwindows http://amzn.to/zroJZ6   iPad/iPhone専用アプリが使える)。

机の上にたまっていた書類が次から次へと、磁性体のHDDの中へ消えていった。このすがすがしさは何なんだろう。ほとんど見返すことのない書類が多く、万一のための書類はとりあえずスキャンしておいたほうが便利ということに気づいた。

画面もiMac27インチで見ると、A4サイズが実寸以上に表示されるので、紙で見るよりも見やすくなった。特に楽譜なんかは便利! Leopard以降からはスペースキーだけで中身が見えるので、アローキーだけで文書をチェックできる。

2TBのHDDが1万円以下なので、それをスキャニング専用のデータ保存に。A4判1枚あたりが、350KBくらいなので、1TB=1000GB=100万MB=10億KBだから、A4換算で285万ページ分も保存できる。300ページくらいの書籍なら1万冊150ページくらいの雑誌なら2万冊相当にあたる。これはすごい! 2万冊の本がおける書棚が5,000円以下で買えることになる。

これは中規模な図書館を抱えているようなポテンシャルである。

しかし、偶然の出会いが本棚にはあるが、電子書籍化すると、検索をしない限り偶然の出会いがまったくなくなってしまう。
それがデジタルのはかなさなのだ。

ボクの書棚には、現在中途半端なアナログの書籍しか並んでいないという現実に気づく…。

それは、アナログ書籍は3つの運命をたどることとなった…。

【1】大事な本は、電子書籍化。業者に発注。最近は混雑していて一ヶ月以上も待たされているが、地球上のどこからでもiPadだけで自分の本が読めるという意味では、重たい本を持ち歩く理由がなくなった。百科事典を書棚に置くよりも、wikipediaで検索する回数が増えるということがそれを物語っている。
しかし、視認性では圧倒的にまだアナログだが…

書籍を自炊している人も多いが、ボクにとっては自炊ほど大変なものはない。まず本の断裁は、自分がステーキを食べるために、牛を屠殺するかのような苦痛が伴う。そしてスキャニング、いくら高性能のScanSnapとはいえ、一冊の本を断裁して、あとはおまかせとはいかない。半分くらいにわけて、しっかり裁かないと、何度もスキャンのやり直しになってしまう。だったら最初からスキャニング業者に依頼したほうがいい。今のうちにだ…。 バカな作家連中がスキャニング業者をしかもアンケートに正直に答えた業者を訴訟しはじめているからだ。

【2】一冊、100円以上のコストをかけて業者にお願いしないアナログ書籍、しかし、ブックオフには売りたくないという中途半端なアナログ書籍が、現在の書棚に在庫として並ぶ。

【3】書棚におききれない書籍は、持っていくのも大変なので、換金率は悪くても、一気にネットオフ。http://www.netoff.co.jp/ その日にヤマトの人が箱をもってきてくれる。ちょっと待ってもらって、急いで詰めてわたすだけ。後日、見積もりがメールでやってくる。ビジネス書の場合、平均一冊10〜20円。せめて何冊でどの本がいくらくらいの明細も欲しいところだ。ネットオフを信用するしかない。しっかりヤマト運輸6箱分は、こちらの代金もちのはずだ…。

つまり、現在の手元にある書籍は、【2】の一冊に100円もかけたくないけど、捨てることにはいかない書籍だけが手元に残っている。

完全電子化への過渡期の時代は、人間を中途半端なものに囲まれる生活にするのかもしれない。

 

 




 


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