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フェイスブックの株価は上場以来、25ドルを超えることなく、悪い言い方をすると、ユーザーが10億人もいることから類推すると低すぎる株価だと思う。
何がこれだけの低さを物語っているのかというと2点あるだろう。
1つは、モバイル事業での不調だ。
モバイルアプリの使い勝手がいまだに、信じられないほど悪い。
なぜ、それが直せないのかが不思議で仕方がない。
そして、もう1つが、課金と広告モデルだろう。
個人ページにもプロモーションボタンがついて、特定のエントリを広告することができるが、このニーズはあまりピンとこない。
むしろ、なぜ、365日しかない誕生日をもっと活用しないのだろうか?
親しい人には贈りものを必ずするだろうし、恋人同志ならばレストランにギフトにと何万円も誕生日に消費する。
特に、欧米では、誕生日ともなれば、グリーティングカードの市場だけでも巨額である。スーパーはもちろん、狭いコンビニでさえも必ず、グリーティングカードが存在している。
しかし、フェイスブックの市場にはグリーティングカードが存在していない。
アプリには、無数のギフトアプリなどが並ぶが、本家本元、そして知人の誕生日にフェイスブックがグリーティングしませんか?とオススメすればいいだけである。
それだけでは、あまりおもしろくない。
せっかくフェイスブックポイントという仮想貨幣制度があるのだから、それを活用しよう。
100円 300円 500円というグリーティングポイントを用意する。
15%をフェイスブックが手数料として受け取り、75%をプレゼントされる側に回すのだ。
知人のランクに合わせて、100円 300円 500円 を選択する。
いいね!でお祝いするよりも、お祝いの度合いをもっと伝えることができる。
フェイスブックで誕生のお祝いのメッセージを受け取ったことのある株主ならば、この影響を株価にすぐに反映させてくれることだろう。
フェイスブックというプラットフォームは、いい意味で、不完成であり怠惰だ。
フェイスブックで知人から招待されたイベントに参加を申し込んでも、当日にリマインドのメール一本さえ送信してくれない。
イベントに「参加」ボタンを押しておきながらも、参加しない不義理な人を世に大量に生み出し、Googleカレンダーに管理させるというエコシステムを活用している。
フェイスブックがこのように寝ぼけているうちに、この10億人のプラットフォームを、一気に引越しさせるサービスはいとも簡単なはずだ。
知人が集団移動する場がないだけで、フェイスブックに存在しているからだ。
フェイスブックが、かつてのmixiのように「フェイスブック疲れ」という単語がたくさん登場し、画期的なサービスを、どこの馬の骨ともわからないようなベンチャーが生み出し、また新たなプラットフォームを作っていく。
次の時代の覇者は、アップルでもなく、グーグルでもなく、もちろん、マイクロソフトでもない、フェイスブックの使いずらさに腹を立てている人たちだ。
サービスの不備に不満を持っている人こそ、新たなサービスを築いていく。
目先の仕事を優先させる管理システムから、まったく新たなサービスが生まれないことは、ヤフーでも、グーグルでも証明されているにもかかわらず、その呪縛からはなぜか離れられない。
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