SHORT SHORTS ON SALE SUPERETTE
http://adsoftheworld.com/media/ambient/superette_short_shorts_at_superette?size=_original
女性のふとももに刻印されたこのベンチの刻印。オーストラリアのスーパーマーケットのセールの案内だ。
このアイデアは、実際に、このようにうまくいくかどうかは別として、思わず視線が釘付けになることは確か!
もちろん、このベンチに男性が座っても同じ効果はあるだろうが、影響力や記憶には残らないだろう。
女性の素足にどうやって刻印するか? ここがポイントだ。
街で見かけるもの、ビューポイントが向かうとこころに意外なものがあればあるだけ、いろんなアテンションが広がる。
例えば、公衆トイレの便座であっても、これと同じことができるはずだが、便座では不快だ。
実は、便座もベンチも触れている部分はほとんど同じなのに、便座は何度も拭きとるが、公園のベンチを何度も拭きとる人をボクは観たことがない。これは、経験値からよぎる清潔感の違いだ。
また、このような絶対領域広告というのも出現している。
ここに広告主として影響がありそうなのは、エリアを絞ったマンガ喫茶やパチンコ店、意外に煩悩によびかけるラーメン屋さんなんてものもあるだろう。この領域でどうクリエイティブするかもまたもや質が問われるだろう。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1207/27/news087.html
そして、秀逸なのが、このビーチサンダル。
DON”T WORRY BE HAPPY …とこの足あとが延々とビーチに刻印されていくことが容易に想像できる。
これが、BEER COOL! とか COKE! COLD! とかだと、脳が勝手にサブリミナル効果を生むことだろう。
単なる足あとではなく、メッセージがフットプリントとして、数分間は残されるのだ。
足元を歩いている人に、いろんなメッセージが残せるビーチサンダル。
これは、なんだか物欲を刺激される。
これからの共有型社会は、自分の私利私欲だけを満たすだけでなく、自分以外の人をどれだけ、幸せな気分にさせ、そのフィードバックがさらに自分の気持ちを高めていくという社会だろう。
ユーザーのユーザーが、御社の製品やサービスを使った時にどう感じるのかがとても重要だ。
もはや、エンドユーザーなどいない時代になりつつある。
誰もが、メディアであり、誰もが、キュレーターであり、インフルエンサーなのだ。
いくら優れたクリエイティブで訴求しても、実際に買おう、試そうと思わせるには、それを使った経験や体験が「ネタ消費」として、誰かに経験を共有できるかが重要になってきている。