【映画】「リトル・ミス・サンシャイン」
ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督作品。
「ルビ-・スパークス」を見てからの後追いで鑑賞中!
一見、普通に見える家族だが、ちょっと異質な構成の家族が、カリフォルニアの子供のミスコンにチャレンジするロードムービー的作品。
家族の中でも、コカインと◯◯に秀でた祖父。老人ホームをドラッグで追放されている祖父が圧巻のキャラクター!
モチベーションセミナー講師の父。失恋中のホモの叔父。喋らない兄などに囲まれ、家族の絆を守ろうとするママ。
全体に、やわらかな空気が流れるまま、事件が起きていく。
押しがけしなければ、エンジンがかからず、走りノリしなければならないオンボロのフォルクスワーゲンのバンに乗り込み、コンテストへ目指す。
とても、受かりそうにない、お腹のでっぱったムスメがコンテストへ出場。
そのコンテストでは、おじいちゃん仕込みのダンスが披露される…。
脚本とおじいちゃん役のアラン・アーキンがアカデミー賞受賞。
どんな、いかなる状況にあっても、家族の絆というのがあるかぎり、楽しくやっていけそうな気になるハートフルな映画だ。
結果はどうであれ、自分たちの思ったように進む勇気を与えてくれる。
荒唐無稽なCG満載のコミックベースのSF映画を見るよりも、本来の映画への揺り戻しが強くなった。
DVDやBDの楽しみは、映画を見た後の監督によるコメンタリー版だ。
これは、映画をさらに深く鑑賞することができる。映画を製作者の立場で振り返ることができる。
コンテストのムスメが考えた別のエンディングなども楽しめた。