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【映画】インターステラー ネタバレ話 ラストシーンはこう演出したかった…

【映画】インターステラーの話はこちらに書いた。

KNN.com 映画「インターステラー」

 

今日はネタバレ話を…というか、この映画は、誰かと色々と語りたくなる映画だろう。

インターステラー 公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/interstellar/

既視感のある関連映画は、

「2001年宇宙の旅」はもちろんのこと、カール・セーガン原作の「コンタクト」の親子愛。
ロン・ハワード「アポロ13」の家族との別れ。
リドリー・スコット監督の「プロメテウス」の惑星の自然。どことなくナイトシャラマン監督の「サイン」や「ハプニング」などのもののけ感。ヤンデポンの「ツイスター」にも自然災害は共通。ジェームズ・キャメロンの「アビス」の彼ら感。
宇宙シーンは「ゼロ・グラビティ」の広大さ。そして、クリストファー・ノーラン監督自身の「インセプション」は土星そのものだった。

オープニングの語りのシーンが、まさに人類のモニュメントとなるアイデア。

2001年宇宙の旅では類人猿が骨を使って武器としたところが宇宙ステーションまで進化する。この中西部の一件の家での出来事が人類の未来を変えたというプロセスがうまく生きている。

現在でいうところの、ポール・マッカートニーやジョンレノンの公開されている生家といったところだろうか?

しかも、インセプション化した土星の外周「クーパーステーション」での再現された、マーフ・クーパー記念ハウスだ。

マシュー・マコノヒーが娘と別れを決意するシーン。娘がエンコードしたモールス信号の「STAY」の文字。

時空を超えて、5次元枠からメッセージを送る。しかしSTAYだったら何も起きないという自己矛盾。

また、ミラーズプラネットでの1時間は、地球時間の7年という恐ろしい時間感覚だ。電車で2時間かかったら、14年後の未来。往復したら、28年後の未来となる。
いってきますで家をでて、忘れ物をして、家に帰り、ただいまするだけで、生まれたての赤ちゃんが、もう孫を生んでいたなんてことが起きるのだ。

おそらく冷凍ベッドで眠って時差、いや年差を調整しなければならない。

感動的なシーンとなるべく、病院でのご対面。

親族家族が集まるシーンに、マコノヒーが登場するとなぜか、アウェー感満載!

あれれ、普通、人類を救ったマーフ・クーパーに公式のアドバイスをハミルトンの時計で送ってくれた父のことをもっとリスペクトしているはずだと思う。
映画だと、あそこは、なんともっとリスペクトして家族から、やんややんやと騒がれてから、年老いた、自分よりもはるか年配の娘とご対面としたいところだった…。

いや、ノーラン監督の徹底ぶりからすると…こうだろう…。

マーフ・クーパーは、父からの啓示をうけたことを公表していなかった。なぜならば、そんな科学的でない根拠のないことを言うなと父から教育されてきたからだ。

だからこそ、父からのメッセージはないものとして、マイケル・ケイン教授からの理論を引き継ぎ、教授の公式を現実化したというストーリーになっていたからだろう。

だから、誰もマコノヒーの存在を知らず、あの病室で二人の関係がわかるのは二人だけだったのだ。

そして、マコノヒーは、宇宙船をパクって、次なる愛の、アン・ハサウェイに会いに飛び立つ。まるで、ローランド・エメリッヒの「インデペンデンス・デイ」の戦闘機に飛び乗る米国大統領だ。

ところ変わって、アン・ハサウェイは元恋人の墓標の前。すでに初期の移住が開始されている。人類の有精卵子による、プランBが実行されようとしている。

惜しむらくは、アン・ハサウェイが、空を見上げて、マシュー・マコノヒーのもののけ的な愛を感じるシーンが欲しかった。元恋人の墓標の石がモールスの LOVE をコチコチと動かして、新しい恋人がやってくることを暗示させてラストにしたい。

ボクがノーランだったら…。

 

 

また、ロボットの、「TARS(ターズ)」と「CASE(ケイス)」の動きはロボットそのものだが、感情表現がスムーズなのも意外だった。

あんな無骨なデザインはないだろう。

しかし、2001年宇宙の旅の「モノリス」が悪のロボットの権化だったとしたらどうだろうか?

C3-POやR2-D2のようなロボット以外も考えられる。

今回の特に、「TARS(ターズ)」は、ロボットというよりもコンピュータの未来に満ちあふれている。ある時は、コンピュータであり、ある時は、さえないジョークを飛ばすpepper君でもある。

重要なのは、なんでもロボットができるようになることではなく、ロボットに何をさせるのかの力量をわかった上で人類が彼らをうまく使うことだ。

実は5次元の世界を創造しているのが、実はロボットたちの本当の「心」だったとかのコンテクストがあっても良かっただろう。

人類はコンピュータやロボットを創造してきたと信じているが、実は5次元の世界から3次元とコミュニケーションするために、電子の火を神が与えたみたいなプロットがあっても良いだろう。

 

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