トリビューン、全米最大のテレビ局保有企業となる。27億3000万ドルで19のテレビ局を買収

スポンサーリンク


 


Tribune Company logo.png

2013年7月1日、ロイターによると、シカゴトリビューン、ロサンゼルスタイムズ、ハートフォード・クーラント、オーランド・センティネル、サウスフロリダ・サン=センティネル、ボルティモア・サン、モーニング・コールを発行しているトリビューン・カンパニーが、ローカルTVホールディングスから19のテレビ局を27億3000万ドルで、買収した。

すでに保有する23のテレビ局と合わせて42局となり、全米最大のテレビ局保有企業となる

しかも、「傘下にロサンゼルス・タイムズやシカゴ・トリビューンなど8紙を持つが、新聞事業を売却し放送事業へ注力」とある。新聞社が新聞事業を売却してテレビに専念するのだ。
http://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPL3N0F73YF20130702 

 

1847年に誕生したシカゴトリビューン。南北戦争時、リンカーンを支援した由緒ある媒体だ。

保有媒体の、ロサンゼルスタイムズは、1881年創刊で、全米4位の新聞だ。米国内での発行部数はUSAトゥデイ(211万部)、ウォールストリート・ジャーナル(208万部)、ニューヨーク・タイムズ(103万部)に次ぐ。

しかし、トリビューン・カンパニーの経営はうまくいかず、
2008年12月にチャプター11の会社校正手続き適用申請で経営破綻

2009年にはシカゴカブスを約9億ドルでリケッツ家へ売却している。1981年にリグレー一族から買収し28年間運営。

しかし、今回の買収により、

「同社幹部は買収により、今年の総収入が35億ドル、利払い・税・償却前利益(EBITDA)が11億ドルになるとの見込みを明らかにした。ローカルTVだけで向こう5年間に1億ドル以上を稼ぎ出す」という見込みを立てている。

 





 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です