米マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)は29日、米グーグル(GOOGL.O: 株価, 企業情報, レポート)の基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載するタブレット端末に対し、業務ソフトウエア「オフィス」のアプリであるワード、エクセル、パワーポイントの無料提供を開始した。
同社はまた、米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」とタブレット端末「iPad(アイパッド)」上で電子メールプログラム「アウトルック」のアプリの提供を開始した。
マイクロソフトは携帯機器市場でアップルとグーグルに後れを取っており、サトヤ・ナデラ最高経営責任者(CEO)は巻き返しを図っている。
同社は昨年3月にアップルのアイパッド向けのオフィスの無料提供を開始している。
アンドロイド搭載端末上では、オフィスのアプリのテスト版をここ3カ月弱にわたり提供していたが、この日はグーグル・プレイ・ストアに最終版のアプリとして登場した。
マイクロソフトによると、アップルの携帯機器でワード、エクセル、パワーポイントは人気を集めており、ダウンロード数は昨年3月以降、8000万回に上った。