省エネ家電エコポイント 2009年5月15日(金)開始!2900億円の行方

緊急経済対策というよりも、緊急選挙対策の一環のような気がする、追加経済対策。

エコポイントが7月ではなく、5月に前倒しとなった。

当然、買い控え対策のためである。

10%のポイント還元、そして、旧型の廃棄料金のポイント支援。

予算は、2900億円
補正予算を通過することを見込んでの与党の発表!

あれだけ、ムダと思われていた、定額給付金でさえ、いざ目の前にぶら下がってみると、麻生総理の支持率も30%台に回復。

今回も、目の前でエコポイントが見えると、与党の株は上がることだろう。

与党の参謀がかなり、スマートになったと思う。

予算が決まる前に、スケジュールの発表だ。
しかも、エコポイントをどうやって、換金し配布するのかも未定。

しかし、この「やっちまったなぁ!」のスピード感が重要だ。

通っていもいない予算で、家電量販店はさっそく、ポイント還元プラス策を5月14日にまでと決める。

もう、社会が勝手に、この2900億円の配分を自然の理で調整しはじめている。

冷蔵庫、クーラー、液晶テレビ、なぜ、ここに低電力のAtom搭載のネットブックもオマケでつけないのだろうか?

給付の申請をPCでできるとすることにより、与党はサイトでの今後も情報提供をできる方向が見えてくるはずなのに。

一方、一番苦しいのが、民主党。

討論型情報番組では出演の機会があるが、与党発表のニュースの影にすっかり隠れてしまっている。

テレビメディアが民主党に、カメラを向けたくなるのは、与党が不祥事を起こした時のリアクションのみだ。
与党が好調な時には、民主党の出番が登場しない。

この現実をただ、呆然としているだけだ。

そう、つまり、民主党のPRはすべて、マスメディアに向けたPRだから弱い。
なぜ、直接、有権者と対峙できるネットや、ウェブ、携帯に力をもっとそそがないのだ。

個々の候補の応援で地方回りをする1/10でも、力をウェブに注いでおくべきなのだ。

一番、情けなく感じたのが、北朝鮮のミサイルの誤報の日、おちまさとの結婚式パーティー、それも上原さくらの夫の暴行事件の現場に、VIPとして、参加していた小沢一郎の姿だ。

おいおい、そんな北朝鮮のミサイルが飛ぶといわれている最中、さらに、西松建設献金疑惑の渦中の中心人物が、うれしそうに結婚パーティーに参加している場合じゃない!

なんだか、昔の自民党のオールドタイプの先生を見ているようだ。

民主党のサイトで、もっと政策をアピールすればいいのに、つまらない告知が漠然とならんでいるサイト

オバマ大統領なんて、政策に、別ドメインをとって展開している。

非常にわかりやすい。ウェブと政治は実は非常に相性がいいのだ。

20090422recovery.gov

また、ブッシュ大統領の就任中でも、次期大統領に決まって時には、whitehouse.gov にあげるべきコンテンツを 
として、アップしていた。

次期大統領がどんな政府を作るのかを、ウェブで世界中にプレゼンテーションしていたのだ。
民主党が政権交代を唱えるだけではなく、政権交代後の与党になった時の姿のウェブを用意しておかなければならないのではないだろうか?

国民が、民主党が与党になった時のことをイメージできないことが問題だ。
こんな与党になるんだというイメージを実動するウェブで見せることがなぜ、できないんだろうか?

ウェブサイトの重要性を、TEAM OBAMAの参謀をスカウトしてでも、練り直さなければ、せっかくの政権交代ムードも、テレビメディアの視聴率次第で大きく変えられてしまう。

当然、今回のエコポイントのための、2,900億円の補正予算も、反対したくても、世論のことを考えれば、できずで、通してしまい、結果として与党の株を上げてしまう結果となるだろう。

いつも、与党のアゲ足を取っている姿しか、テレビに映らないから、何もやっていないように見える。
YouTubeでも、ウェブサイトでも、検索すれば見られる時代だ。

与党の不祥事によって、注目をアピールするだけでなく、有権者が選挙で、検索したときに、本当に訴求したいことを見つけられる努力をすべきだろう。

定額給付金、エコポイント、与党の甘い甘い、現物戦略の前で何をなすべきか、もういちど考えるべきだろう。
対象商品は、

1 地デジテレビ

2 冷蔵庫

3 エアコン



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