GM、フェイスブック広告撤退 2011年は1,000万ドル(約8億円)出稿


GMもフェイスブック上場直前にこんな発表をするのには、悪意さえ感じる。

これが原因でフェイスブックの将来性を疑問視する人もいるだろう。

なぜ、この時期にこんな発表をする必要があったのか…。

GM、フェイスブック広告撤退 消費者影響力で判断

2012.5.16 17:45

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は15日、インターネット交流サイト「フェイスブック」への広告出稿をやめる方針を明らかにした。ロイター通信が伝えた。関係者の話として、フェイスブック広告は消費者に与える影響が小さいとの判断があったとしている。フェイスブック上に無料で開設できるGMのページは維持する。

米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、GMは昨年、フェイスブック広告に約1千万ドル(約8億円)をかけた。

フェイスブックはネット広告市場で急速に勢いを拡大。18日にナスダック市場に上場するとみられている。15日には、株式上場する際の公開価格の範囲を1株当たり34~38ドルに設定したと、米証券取引委員会(SEC)に届けた。

米メディアによると、企業価値を示す株式時価総額は最大1040億ドルに達し、米アマゾン・コムに匹敵する規模になる。(共同)

via sankei.jp.msn.com

この話は、数年前のセカンドライフの時に非常によく似ている。
話題先行、まずはやってみて、ダメならすぐに撤退…。

facebook広告の場合、顧客の属性がよく見えているかのような錯覚に陥る。

年代や地域やいろんなことを絞れて広告が打てるからだ。

しかし、実際にfacebookの場合はgoogleと違って、文脈や興味に基づいて表示されるものではない(Googleも文脈解析に数年かけ、今もなお精度をあげようとしている)。

単にGMのクルマが売れなかったのは、GMの製品や販売へのランディングサイトに問題がるのかもしれない。

むしろ、GMのfacebookページをもっと魅力的にする側にお金をかけたほうがいいと思う。8億円の半分でも、よりクルママニアが集まるコミュニティになるだろう。

それと同時にfacebokも、広告をもっと文脈にヒモづける新サービス「コンテクストマッチング広告」を考えねばならない。現在の広告料金制度に、新たなコンテクスト広告をつけることで、広告単価を上げるというセッティングが可能だろう。

 

 

 

 



  

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