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http://www.akb48.ne.jp/service/akbaby.php
実際には入会しないことには、この単純なプロモーションの効果は見えない。
ただ、はっきりいって、この程度の合成写真サービスを入会者限定という時点で、マーケティング手法としては単純すぎる。通常であればありえないマーケティングだろう。
しかし、AKBの総選挙のために同じCDを何十枚も購入するターゲット層からすると、通信プロバイダーなんて、接続してトラブルさえ、なければどこでもいいという差別化しにくいサービスだ。
もしかすると、回線サービスも2回線、3回線と何か企画さえあれば入会してしまうのかもしれない。
「プロバイダ会員専用のAKB劇場のチケットサービス」なんてあるからだ。
そこにAKBの拡散力を提供するアイデアは秀逸といえるだろう。
インドネシアのジャカルタにもJKT48というオーディションシステムの海外展開もなされている。
48人というユニット数の多さは、出演時の楽屋確保から移動、マネージメントのすべてにわたってのデメリットを、番組全体をジャックできる量としてのパワーを秘めている。
世界でも48人チームによる圧倒感はきっと受け入れられるかもしれない。
このフォーマットやビジネスモデルが世界的に権利的に守られていれば、5年間程度の焼け畑農業は可能となるだろう。しかも、ティーンネイジャーの熱狂の想いではうまくやれば50年間も持続させることが可能だ。ピンクレディー戦略などとも相通じるところがある。
差別化しにくい商品、サービスには、2011年現在のAKBはメディア露出も含め、最高値に高い効果をもたらすことだろう。当然、CM出演料もうなぎのぼりだ。
質が量を凌駕するのではなく、量が質を高めていく時代なのだ。
しかし、気になるのが、この運営者。
フルキャストマーケティングという会社。
http://www.fc-m.net/index.html
株式会社フルキャストマーケティング(営業職のアウトソーシング、有料職業紹介事業、古物取引業(中古携帯電話端末等)のフランチャイザー、インターネットサービス)
アウトソーシング会社だ。その会社の新規事業だ。
http://www.fc-m.net/pdf/20111101.pdf
親会社の フルキャストホールディングス http://j.mp/sSYjPl
http://www.fullcastholdings.co.jp
業務停止命令や、事業停止命令で、あの「フルキャストスタジアム」の命名権も返上している。
さらに、2008年には、中国人による社保庁の年金台帳の名寄せ作業に携わった経緯も問題になっていた。
AKBのマーケティング、表向きにはテレビでソフト路線だが、DVDなどでは、水着や下着姿という有料であればすこしお色気度がアップしている。AKBマーケティングにお小遣いが集まるように見事に設計されている。
AKBにハマりながら、見事なマーケティングも堪能してみたい。
参考
月額1480円だ。フルキャストによるとコンテンツやサービスが付くため同様なプロバイダーサービスに比べ200円ほど高いそうだ。ウォールストリートジャーナル日本語版
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