政治家のみが海上保安庁のビデオを視聴したそうだが、YouTubeで映像がついに、誰かによって公開されてしまったようだ。
ナレーションも同時録音で入っているため、記録ビデオとして意識されて撮影されたものだろう。
流出の原因は、心ある職員の告発、もしくは映像を入手できる立場の人からの告発ではないだろうか…。
どれだけ、政治力で抑えても、もう抑止力で制御できる問題ではなくなっているようだ。
国会に出せないものも、YouTubeには出せてしまう、そんな時代かもしれない。
http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201011040518.html
そしてこちらがYouTubeで現在、公開されているビデオ
1分18秒が問題の衝突シーン
そしてこちらは、別のビデオ
2分17秒が問題の衝突 画面の画角で見えないが、接触した際の音は確認できる
一番、興味ぶかいのが、
00分:45秒「…というふうに、ナカタくん、ナレーションをいれながら撮影すると、あとで非常にわかりやすくなります」
…と後輩とおぼしき人に指導しながら、撮影されていたビデオであったこと。
このビデオが、あの時点で公開していたらどうなっていただろうか…。
日本は、中国船の船長を開放していただろうか?
少なくとも、このビデオの時間は政治家に見せたビデオよりも長い尺のものだ。
このビデオで中国側に、説明を要求することもできたかもしれない。
反対に、そのことを原因に中国側の主張で論争になっていたかもしれない。
結果として、このように、公開されることになって、この問題を国民ひとりひとりが考える機会が持てることが、本当の民主主義国家ではないだろうか?
問題を秘密裏に解決してきた時代ではもうなくなっていることだけは確かだ。
追加…
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20101105-OHT1T00151.htm
衝突映像、3隻が撮影か
ネット上に流出した可能性がある映像は、中国漁船に衝突された海上保安庁の巡視船「よなくに」「みずき」に加え、追跡に加わった「はてるま」の少なくとも3隻が撮影。応援に向かった別の巡視船もビデオを回したとみられる。
海保によると、映像は合計すると数時間にわたり、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)が、事件の証拠として那覇地検に提出するとともに、コピーを海上保安庁にも上げた。
また、那覇地検は石垣海保や福岡高検、最高検と協議して映像を約6分50秒に編集し、国会にDVDとして提出。今月1日、衆院予算委員会の理事ら計約30人が視聴した。このDVDは現在、国会で保管されている。
海上保安庁は映像を既に廃棄、現在は那覇地検と最高検、石垣海保が保管している。
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