アジャイルメディアネットワークスさんから、鑑賞チケットをいただきました!
2回目の3D TRON LEGACYを見に行ってきました!
3D映画には、下品な3Dと上品な3Dがあると思う。このTRON LEGACYは完全に後者にあたる。
昔の映画 TRON は最新鋭のCGを駆使して80年代に登場。当時、かなりショックを受けた。
MEDIOLOGICの高広さんのブログを読むと、当時の記憶が蘇る…。
そうだ! そうだ! TRON(1982年) はそんなストーリーだったんだ。
重要なのは、現代風のサイバースペースに、自分が侵入する「マトリックス」タイプではなく、プログラムとして、コンピュータの中で擬人化して戦っているというところだ。
すべてはプログラム同士のせめぎあいなのである。
それは、ある時はメモリであったり、グラッフィックエンジンであったり…を取り合う。
その感覚で人間が、ブラウザや基本OSのなかった頃に、CPUという「石」の独占使用状態に血眼になっていた。
高広さん、気づかせてくれてよかったです。
せっかくのこの機会、映画 TRON LEGACYが始まる前に、オリジナル版 TRON もテレビで放送するべきだったと思う。
予告編を、学習して観に行って、お父さんが年をとっていないという、「ベンジャミンバトン」的な効果で、謎が解けるシーンもあった。
なんせ、28年も前の映画の記憶、主役のお父さんが若い顔で登場していたなども、すっかり記憶から消えていた。
少なくとも、このTRONの予告編を見てから、見に行くべきだろう。
さてと…、TRONの当時のCGポリゴンは、とても革新的だった。当時のテーブルテニスやブロック崩し、インベーダーのあの世界からこのスピード観は、ゲームの世界を描いた中でもかなり特殊なものだった。
さらに人間が、そのゲームの世界の中で戦うというのも斬新だった…。
当時の映画は、スピルバーグの「ET」と公開が同じで、圧倒的に差をつけられたそうだが、驚きなのが、アニメーターとして、あのティム・バートンが参加していたことや、「トイ・ストーリー」のジョン・ラセターにも多大な影響を与えている。また、この映画がなかったら、坂村先生のTRONプロジェクトのマーケティング的な浸透スピードも、ちがっていたことだろう。
そういう意味では、アニメ、CG、というSFX業界の新機軸を気づかせた作品だったのかもしれない。のちにスピルバーグも、「ジュラシックバーク」で、マットペイントではなく、CGで動く生命体の可能性にチャレンジすることとなる。
さて、この21世紀版の「トロン・レガシー」は、寡黙であるが、登場する女性もなかなかチャーミング。
衣装もCGもオリジナルのテイストを残してくれている。
ディズニー映画での最初のお城も、3Dで見られるので、しかもトロン色にかがやく、シンデレラ城を見ることができる。
できれば、大画面の映画館でみていただきたいと思います。
agilemedia広告が過去にはいっていました