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夫婦仲の経済学 皿洗いから○○○ライフまで妻と夫の不満は経済理論で解決 ポーラ・シューマン、ジェニー・アンダーソン著
結婚生活の経済理論を持ちこむという大胆なアプローチ(笑)
夫婦仲のトピックを取り上げ、経済理論と当てはめる。そしてそのケースとなる事例を紹介していくという進行スタイルの書だ。
家事の分業についてへ、アダム・スミスの国富論、さらにリカードの比較優位で家事をどう、分配するのかではなく、いかに効率的になるかで考える。
公平に家事を分担するのではなく、効率的に家事を分担する方法が提案されていく。それは、得意分野を活かす家事分担のしくみの着地点の発見であった。
皿洗いを分担するのではなく、皿洗いはどちらが得意なのかを見極めることである。
「ヒトは劣勢になると早まった行動をとる」行動経済学
○○○に対する面倒さ(コスト)と回数(頻度)を「需要と供給」の理論で検証していく。
秘め事であるからこそ、不透明であり、他と比較検討しないので、不良債権化しやすい(笑)。
カウンセリングをカップルで受けて、好きな体位を相談するなど(←アメリカ的)して、オープン化していき、正常な市場へと導入する。
インセンティブにトレードオフ、双曲割引、ゲーム理論、囚人のジレンマ…を夫婦間の問題で解き明かす。
膨大なインタビューによるヒアリングを元に事例を当てはめている。この手法は、小学校や中学生でも理解できるので、対象をアニメやヒーロー物にすればさらに市場は広がりそうに思う。垂直的拡張が望めそうだ。
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