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2009年07月07日(火曜日)、最新版VENUSが試用ダウンロードが可能となり、販売も開始!
日本語版ダウンロードはこちらから
NYtimes.comの記事を読んで、この編集ソフトがとっても気になった…。
Movie Editing Software for Average Joe 2.0
そして、コンタクトを取ろうとしてとても驚いた。
LOILOは、USの会社かと思いきや、日本のしかも湘南の会社であった。
そこで早速、アポイントを取り、先週、訪問してきた。
すると、タイミングよく、まもなく新バージョンが公開されるという事で、Super LOILO SCOPE の”VENUS”のデモを見せてもらった。
これはちょっと、衝撃的なソフトウェアである。
まるで、プリクラのゲームのように動画にエフェクトを加えることができる。
このLOILO SCOPEは、今までと、まったく違いすぎるビデオ編集ソフトだ…
というか、ゲームマシン?
nVIDIAのデモや、Windows7のデモなどでも、派手なプロモーションができるので、ひっぱりだこだという。
GPUを駆使して、描画スピード以外の、見ただけでわかる楽しい派手なデモができるからだろう。
LOILOの共同創業者の杉山兄弟は、ゲーム畑の出身。
ゲームプログロマーの弟、ゲームデザイナーの兄。
2人のアプローチは、ビデオ編集のエンジンに、GPUを使うというアプローチであった。
ほとんどのビデオ編集ソフトがCPUの演算能力を使用し、描画にのみGPUを使用するのに対し、杉山兄弟のアプローチは、GPUに映像処理を任せているのがLoiLoの最大の特徴だ。
「ゲームの世界ではGPUを使って、処理をさせるのが当たり前なんですよね。それをビデオ編集の世界に置き換えただけなんです。ゲームでは当たり前のリアルタイムに、お絵描きできる機能をビデオ編集の世界で再現させたかったのです」と取締役COOの兄の杉山竜太郎氏は語る。
さっそく、デモ版のLOILOを使用してみた。
インタフェースそのものが3Dなのだ。マウスのホイールクリックで、デスクトップがズームイン、ズームアウトができる。慣れるのに時間がかかったが、慣れれば非常に便利だ。まずい、他の編集ソフトが使えなくなりそうだ。
インタフェースが、やわらかい設計なので、従来のカッチリした編集ソフトから比べると、ぐにゃぐにゃした印象を受ける。独自のゲームのようなインタフェースには慣れを必要とするが、編集ソフトのまったくの初心者にはやさしいのかも知れない。
従来の先入観を捨てて、童心になってこのソフトと接したほうがよいのかもしれない。
21世紀のAMIGAやVideoToasterに触れた気分である。
メニューバーのエフェクトで「でこペン」「でこスタ」をぜひ、試してみてほしい。
まるで、プリクラの感覚で映像にリアルタイムに落書きできる。
ざっとこんな感じのことができた。
日本よりも、海外の評価が高い LoiLo Scope だが、お手軽な携帯で撮影したビデオを、YouTubeで投稿したり、twitterでお知らせするようなことができると一気にブレイクできそうだ。
amebloのブログを持つ、タレントさんに、ブログムービーで使ってもらうといいのかも…。
むしろ、この機能をもっとプロ用に厳選し、リアルタイムで編集効果を確かめたい人向けの高度なアプリケーションとしても打ち出してほしいと願う。
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