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雑誌の市場は平成9年(1997年)の
1兆5,644億円から、25年(2013年)には
8,972億円にまで縮小した。一方、電子書籍市場は成長中で、インプレスビジネスメディア(同)によると、雑誌に限れば24年度(2012年)の
39億円から29年度(2017年)には
330億円に拡大すると予想される。
雑誌は、1997年から、2013年の間に、42.7%もシュリンクし、かつての57.3%の8,972億円の売上しかなくなってしまった。
電子書籍の雑誌は2012年は39億円で、2013年の雑誌の0.43%でしかないが、2017年の330億円となれば、3.6%とになるという。
2014年からあと、3年でまだたったの3.6%というくらいだから、雑誌は紙のものといっても過言ではないだろう。2倍しても、7.2%で消費税以下(笑)
これは、雑誌というメディアが価格だけではなく、広告を掲載するという機能が多く、テキストよりも、写真やイラストそしてレイアウトで読ませる、いや見せるという媒体だからでもある。
現在のデバイス機器でたとえ、カラーであったとしても、雑誌ほどの広告価値を生みだす電子媒体は非常に少ない。
iPad発売時になりモノいりで参入したルパート・マードックの電子雑誌は、早々と退陣を強いられた。
それだけ、雑誌の広告を表示するには、電子書籍ブラウザーデバイスには荷が思いのだ。テキストだけでも、何冊もの本を同時に併読するのは難しく動作が鈍い。
しかし、文教堂グループホールディングスが始めた
「空飛ぶ本棚 sky storage service」
http://www.sky.co.jp/
は勇気あるチャレンジだと思う。
このように、紙には、電子書籍データが付随しており、いつしか紙は、もういらないから電子だけでいいというソフトランディングな方法で、経験をつまさ無い限り、電子書籍単体では、まだまだ、知見も経験も感動も少なく、文化として浸透しにくいと思う。
kindle matchbook
だと、紙を購買するとデジタルデータは、2.99ドルか無料でついてくるというものだ。
しかし、kindole matchbookが景表法にひっかかるという視点 からの指摘も考えられるだろう。
まだまだ、雑誌はもっと、フライヤーのように軽く、大判で、フレキシブルに曲がるといった特性のある電子デバイスが普及しないと、スイッチはしにくいだろう。
KNN 市場規模 比較マップ 2014年
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