動画共有2.0時代の幕開け

CNETの「YouTube、オンライン編集ツールの提供を開始」
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20350991,00.htm
の記事を見て、早速テストしてみた。

YouTube ReMIXeR
http://www.youtube.com/signup?next=/ytremixer
http://www.youtube.com/ytremixer
は、Powerd by、Adobe Premiere EXPRESSのとおり、Adobeからの提供をうけたビデオ編集ツールだ。

特出した機能を装備しているわけではないが、基本的な機能はアップロードされた映像のイン点アウト点などの指定、前後の入れ替え、トランジションとエフェクト
、音楽とシンプルなものだ。

今まで、オンラインビデオ編集ソフトというと、その動作の遅さにいらだってしますが、このYouTube ReMIXeRは、とてもサクサクとはいえないが、今までのオンラインビデオ編集ツールと比較すると、「まだましレベル」なほうだといえる。

もちろん、自分の映像だけしか、編集することはできないが、近い将来、他人の映像にも手をいれた「マッシュアップ映像」が登場しそうだ。

著作権の権利関係ではまだまだ問題が残されているが、自分のアカウントのStatusをActive Sharingにすることによって、自分の映像を自由にShareできる機能が実装されている。
著作権者がこれを見とめることができれば、新たなマッシュアップ映像というYouTube2.0ともいえるべき、新たな世界に突入しそうだ。

最近、StarWars.com
http://www.starwars.com/
でもマッシュアップコーナーが作られた。
http://mashup.starwars.com/
編集ツールとして、オンラインビデオ編集サイトのEyespot
http://www.eyespot.com/ が利用されている。
特筆すべきは、250本ものSTARWARSのビデオクリップがCGM用に用意されていることだ。すでに新しいSWは制作されないので、過去の資産を活かして、ユーザーコミュニティの分野でのビジネスが模索されていることを物語っている。

父の日マッシュアップコーナーも
http://mashup.starwars.com/groups/FathersDayMashUps
開設され、シンプルな作品(?)がアップされた。
http://mashup.starwars.com/share?cmd=permalink&r=0XCzIG2UG14lJayTE0CPETxP
まだまだ、テキストレベルではあるが、StarWarsごっこで遊ぶつもりであればいろんなことができそうだ。

このオンライン編集サイトとしては、
Yahoo傘下となったJumpcutも有名だ。
http://jumpcut.com/
Yahoo傘下となることで、Flickrの画像をインポートできるので、素材の管理はとても簡単になった。

また、世界最大のSNS MySpace.comを運営するFox Interactive Media社は、すでにPhotobucket
http://photobucket.com/

flektor
http://www.flektor.com/
を買収している。

MySpace上でも近い将来、動画共有だけではなく、他人の映像と自分の映像やコメントや音楽をマッシュアップすることが当たり前になる時代になりそうだ。

日本ではオリジナル作品の「動画共有」はまだまだ一部の人の参加者だけであるが、米国のティーンネイジャーのMySpace中毒者たちが、著作権に触れることなく、オリジナルなマッシュアップ動画の文化を築くのは時間の問題となりそうだ。

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