2,000億円(−33%)に対して1,600億円(177%)の売上! 音楽ビジネスモデルの変遷

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日本国内のCDのセールスが、ピークだった
1998年の約6000億円に比べ現在は
             約2000億円と、わずか十数年で約3分の1にまで激減

「CDの売り上げが落ち込む中、着うた等の配信サービスは順調に配信数を増やしていましたが、近年の急激なスマホ普及のため、これも頭打ちになってしまった状態です」と、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会の今泉裕人氏

YouTube等で見ることができるようになったため、わざわざお金を払って曲をダウンロードするユーザーが減った

いま音楽業界では「逆転現象」が起こりつつある。右肩下がりの音楽ソフト(CD・DVD等)市場とは逆に、コンサート事業の売り上げが2004年の900億円に対し、
11年には1600億円と上がり続けている

今泉氏は「以前は、CDを売るためのプロモーションの一環として、収益度外視で全国ツアー等の興行を打っていました。しかし、近年は公演回数を増やし、会場限定グッズに力を入れたりと、コンサートそのもので収益を得ようとしています。CDとコンサートの逆転現象が起こりつつある」と分析

「音楽ソフト市場の縮小は、不況が直接の原因ではなく、レンタルCDのコピーのほか、違法ダウンロードや配信サイトの増加など、CD・音楽ソフトを取り巻く環境の変化が原因と考えられます」

http://president.jp/articles/-/8497

 

これは、興味ぶかい記事だ。

音楽CD・DVDマーケットは6,000億円市場から-33%の2,000億円にシュリンクしたものの、

コンサート市場は、900億円が1,600億円と、177%もの伸び率を示している。

この記事を読んでボクの分析では、

音楽がすでに個人で購入して、一人で聞いて楽しむことから、音楽のコンテンツを共有して、みんなの反応を見て楽しむ側面へと変化しているのではないか?

と考えている。

…だとすると、音源は完成品ではなく、コンソールの前に座っているかのような、未完成のデータ状態でリミックスしてユーザー同士で共有する売り方を考えるべきではないだろうか?

好きなアーティストの音源を使用許諾もらえるならば、年間1万円でも平気で払う覚悟のあるクリエティブ志向のファンは多いはずだ。直接それで利益を得なければ発表も自由というようなもっと権利関係を緩やかに業界はシフトするべきではないだろうか?





 

 

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