2017年 ポールマッカートニー 東京ドーム 初日レポート セットリスト


2017年04月27日木曜日 東京ドーム、ポールマッカートニー師匠のライブにヘフナー持参で参加してきました!
このところ2年に一度の来日パターンで…という方もおられますが、もう昨日のライブは2013年の日本のライブを彷彿…いやそれ以上の満足度でした!
2013年は、もうポールを見るのはこれが最後モードですが、今回は違います。そんな郷愁モードや見納め感はまったくなく、74歳になられた御大の生き様の挟持を見せてもらった気がしました!
日本公演2日目
※ツアー1日目は武道館04月25日

セットリスト 2017年04月27日木曜日 東京ドーム

全曲レポート

18:00くらいになるとポールマッカートニーの楽曲のDJが始まる!
原曲を活かし、リズムのBPMをあわせたシンプルなもの…。

ミセス・ヴァンデビルド〜アデイインザライフ〜The End のあとで開幕だ!
東京ドーム、ここまでグルグル音がまわっている…。残響音がすごい!大丈夫か?
米粒のような左利きの人が登場!多分ポールだ!(笑)
スクリーンよりも肉眼の脳の記憶に焼き付けよう…!

A Hard Day’s Night
イントロではじまった、昨日の武道館と一緒で、この曲からはじまった…。
サビの、when I home からの声の伸びもいいぞ!でてるでてる! Tight!だけが若干きついかな…。
今回のツアーの一曲目はこれで決まりかな?

Junior’s Farm
ついに日本でもこの曲が演奏される!
イントロがきまった! Ha! の掛け声が少しだけ聞こえた。ちょっとご本人も最初のHa!は照れくさいのか?
エイブラハム・ラボリエルJrのドラムが冴えに冴えている!こういうシンプルなビートほど、彼の旨さがよくわかる。心地よいなぁ…。ポールも彼のドラムだからこそヤリたくなったんだろう…。さらに3度上のバックボーカルがうまい!高音の伸びと艷やかな声がポールの声とのコントラストを生み出す。
Rusty のギター、ジミー・マッカロクを意識して少し変えるけど、これはそのまんま弾いてほしかったなぁ…。
しかし、ポールのヘフナーのサスティン伸び過ぎだろうというくらいに伸びのあるサウンド。ウイングス時代のリッケンバッカー4001Sもそろそろ復帰してほしいものだ。

Can’t Buy Me Love
手元のヘフナーをつまびきながら、あわせながら。ポールにとっては楽ちんなキー。みんなが知っているので盛り上がる。東京ドームのせりだしたスピーカーのおかげで、音のグルグル回るのは解消されているが、どうやら、観客の拍手の音が遅れてまわってくる。このように、みんなが一斉に拍手すると完全にウラの拍手の音がまわってくる…。もう、これはいたしかたない東京ドーム名物だと思うことにする。

MCがはいる! オッスに日本語頑張ります! いいよ!

Letting Go
この曲も、エイブのリズムとコーラスが冴えている。ヘフナーの音がリッケンの音になっている(笑)。ブラスセクションがUSA LIVEであったけど、キーボードのポール
ラスティのギターのソロが本領発揮!半音上がる時の緊張感が最高だね!

Temporary Secretary
異色のハイテクサウンド、東京でこの曲を聞くと、1980年代のテクノブームを思い出します。いろんな曲にチャレンジしていることがよくわかる。この曲がセットリストに残す意味はよくわからない…。
ポール…。ここではJETでしょう。
ビーナスアンドマース、ロックショー、JETの流れも復活して欲しい。

Let Me Roll It
ポールのギターが冴える曲。何よりも、ソロのヴィブラートに注目!
ポールはフレットに対して、縦ビブラートではなく、横揺れのビブラートだ。やはり1960年代を駆け抜けてきたビブラートは横揺れだ。レスポールの開放音が心地よい。

I’ve Got a Feeling
今回のポールのハイトーンの聞き所!
見事な、ミックスボイス(自声と裏声のミックス)でハイトーンをシャウトすることなく、シャウトしているかのように、声を傷めず歌っている。ここで観客が、ポールの絶叫に喚起する!
ラスティが見事に鼻にかかったジョンレノンのパートを再現!初期の曲もジョンパートでがんばって欲しい。しかし、そうなるとモノマネになってしまうからか…。色々試している中で現在のポールがジョン・パートを唱う。エイブがポールパートを唱うというチョイスになったのだろう。すでにこのバンドになってから、ギター・ベースのブライアン・レイが加盟したのが2002年なので、15年も変わらないメンバーでやっている。もちろん、ビートルズよりもウィングスよりも長い!

I’ve Got a Feelingの歌詞のまま、インプロブゼイションが続く、なんだか、このまま、ウイングス時代の「ソイリー」になりそうなのにならない…惜しい!

捧げますコーナーに続く…。
My Valentine
ナンシー夫人に捧げるための曲『Kisses on the Bottom(2012)』からだ。2011年の結婚なので、もう6年になるのか…。

1985
印象的なピアノのリフ。ウィングスの1973年のバンド・オン・ザ・ランから…。当時、「太陽にほえろ」も似ていました。太陽にほえろは1972年。

Maybe I’m Amazed
「恋することのもどかしさ」「ハートのささやき」、紹介されませんでしたが、リンダ夫人に捧げられた曲です。
ポールのその日の体調やコンディションが一番現れる曲です。初日の東京ドーム、今までの中でも最高の出来栄えです。
シャウトがとても伸びています!裏声も綺麗! 74歳になってまだまだ顕在ですね!

ご本人もご機嫌! 「Tokyo saiko!」 とってもおちゃめです(笑)

We Can Work It Out
ビートルズのナンバーへ。この曲はもう、安定ですね。
ポール以外がやると、

In Spite of All the Danger
「次はビートルズの初のレコーディング」「びいとるずの…」日本語のアクセントで…
いえいえ、ポール、その時は、クオーリーメンだったのではないでしょうか?
思わず、Love me do かと思いきや…。

コーラスが、このバンドは本当にきれい…。
ポールの歌唱指導が入り、観客もクオーリーメンになります!
クレジットは、Paul McCartney-Harrison作 だったそうです。
1958年 (昭和33年) 7月12日の録音!

You Won’t See Me
「最初はこんなアイデアでこの曲はできた…」
アコースティックギターのリフレインからはいる…。
どこか、聞き覚えがある…。You Won’t See Me
ポールのベースラインも良いけど、アコースティックバージョンもレコーディングする前の雰囲気を聞かせてくれました。

Love Me Do
ポール・ウィックスのハーモニカからスタート
東京ドームの拍手名物がグルグルまわってきます。

And I Love Her
この歌ほど、ポールのうまさをあらわす曲ないですね。
素直に歌っているだけ。少しコントロール失う場面もありますが、腰をクネクネしたりして、愛嬌たっぷり…。
最後に裏声でのスキャットが6thでハモって終わってくれます。

Blackbird
武道館ではコードを間違えたらしいですが、完璧でした!
マーティンのギター1本と声だけで、5万人が聞き惚れています。
すごいですね。音楽のチカラ、ポールのパフォーマンス。

Here Today
「次はジョンにささげます」
ジョン・レノンの映像がでるたびに、この偉大な2人の思い出にはいることができる。

Queenie Eye
2013年のNEW ALBUM から、…といっても、4年経過している。なんだかまだ去年くらいな気がする。他の曲が歴史ありすぎるからですね。昔も今もすべてポールです。そろそろ、このバンド編成で正式なバンド名にしても良い頃では?

New
同じくNEW ALBUMから、この曲にもポールらしいフレーズたっぷり。
フー、フー〜フー〜!

The Fool on the Hill
ポールのマジックピアノは、ペンキを塗っているだけのバージョンから大幅にアップグレード。
映像もたくさん映し出されるマジックピアノに変遷しています。
バックの映像と共に、ポールが映像に溶け込んでいるように見えます。

Lady Madonna
安定のレディ・マドンナ
コーラス・ワークが美しくまとまっている。
ポールがこの曲を愛していることがよくわかります。
ウィングス時代からずっとやっています。一生のうち何回歌っているんでしょうか?

FourFiveSeconds
最新の曲でありながら、知名度が我らの年代ではすくない曲。
いろんなコラボがありながらも、カニエ・ウエストやリアーナとのコラボはかなり異色。
年代を越えたコラボ曲をポールメインで。ポールの楽曲になっています。
やはり、なんだかポールのライブでは異色の曲に聞こえます(笑)

Eleanor Rigby
バンドのコーラスがポールの歌を見事にささえています。
この曲、キー高くて、難しいですね。

I Wanna Be Your Man
そろそろ、リンゴと一緒にツアーを組んでも良さそうな気になります。

掛け声大会、気合いれていきましょう!

Being for the Benefit of Mr. Kite!
サージェントペパーズ今年で50周年アニバーサリー
この曲も、もうポールの声で聞いても違和感をすっかり感じなくなってしまいました。最初はジョンのパートは、反則じゃない?って感じでしたが、この曲もライブの定番化しています。

Something
ジョージに捧げる曲
シンプルなウクレレがとても哀愁を感じさせる。
「フー、フー、フー」のスキャットが良い感じ。
拍手がグルグル回ります。
バンドが入って、ポールはアコースティックギターで。

Ob-La-Di, Ob-La-Da
この曲も拍手が回る。
さすがに、bra ! が厳しかったですね。

Band on the Run
ウィングス時代の名曲、コーラスには、リンダの声が欲しいですね。でも、エイブが、がんばってます。
壮大なイメージがひろがります。

Back In The U.S.S.R.
ジェットサウンドが響いてきます。後半でのこの曲いいですね!
ポールが本当に74歳なのというくらい、体がますます軽やかになっています。
少し、痩せたかな? お腹周りとか以前よりもスッキリしていますね。
後半は3度上のラインをシャウトいただきました!ありがとうございます!

Let It Be
レコードどおりのラインでの歌唱。
ああ、やはりこの曲はこの人以外の歌では聞けたもんじゃない…。
普通にしゃべるように唱うだけで言葉はわからくても伝わるから不思議。

Live And Let Die
最初はプログレッシブなサウンドから、どうなるのか?と思えば、この曲!
声がのびてきますね!HELP! の絶叫に身震いします〜!
東京ドームの2階まで熱さが伝わるから、ステージ上では相当な熱さと爆発音でしょう。
そして、いつものお約束の、耳が聞こえなくなるよ! このお家芸がまた見ることができて最高!
しかし、これがかかるとそろそろおひらきに…。

Hey Jude
この曲とLet It Be はポールならではです。他の誰が歌ってもサマにならない。
NA NA NA のプレートをもったアリーナの人がたくさん…。
男性だけ! マッチョなポーズをしてのせます
女性だけ! おネェなポーズで煽ります
みんな一緒で!
日本語でのサービス精神たっぷりです!

あらら、今日は、JETが聞けなかった…けどこんだけやってくれれば…。

アンコーレ

Yesterday
日本の国旗を抱えてポール登場!
しっとりと歌います。
ほんと、聞き惚れてしまうバラード。
ポールのうまさは素直にしれっと唄えてしまうところ。
いやぁうまい

Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
Yesterdayを引き終えて、帰ろうとするポールをローディーさんが、まだまだとヘフナーを手渡します。
このアイデアもきっとポールなんでしょうね!

Hi, Hi, Hi
この曲を聞くと、中学生だった頃のWings Over America 版を思い出します。
このまま Soily までいって欲しいかも!

ステージには、小さな男の子とお父さんがあげられました。
武道館では、サージェントコスプレの人たちが踊らされたそうですね。
さて、残りの土日の東京ドームはどんな人たちが、ステージに引っ張り出されるのでしょうか?

Birthday
スタッフのトムさんが誕生日だったそうで、やってくれた曲!トムさんありがとう!この日に生まれてくれて!
ポールの絶叫どこまでも!どれだけ声帯が強い人なんでしょうか?

そろそろ、お家に帰りましょう! はいりました。

Golden Slumbers
いよいよ、このナンバーになるとお別れが近づきます。
ピアノからスタート。
なんだか、ビートルズ、ウィングスと駆け抜けてきて、また、アビーロードへ戻ると、ポールとの楽しいひとときは終焉にいたります。
また、会えるといいなぁ…と思うと、涙がなぜかじわーっとわいてきました…。
毎回、この曲を聞くとせつなくなりますね

Carry That Weight
Boy, you’re gonna carry that weight 君は重荷を背負って生きていくんだ
レスポールのギター、ヴィンテージ(チープトリックのリック・ニールセンから買った奴?)に取り替えて、ソロを披露。
ちょっと、ソロの音のバランスが小さめでしたね。

The End
ああああ、終わってしまった…。
「また、あいましょう!」 「See you next time!」で、噴射です!アリーナの人たちシャッターチャンス!

なんだか007の映画みたいに、エンドレスな終わりかたです!

今度は、2019年の2年後とすると、76歳になられていますね…。
今年はニューアルバムがでるらしく、期待したいと思います。
そういえば、「NEW」 以来音楽CD買ってないよ…。

http://www.setlist.fm/setlist/paul-mccartney/2017/tokyo-dome-tokyo-japan-23e60c3b.html

リハーサル 同日の2017年04月27日の、サウンドチェックセッションで11曲もやっている!約40分 本番で演らない曲をサウンドチェックするポールってすごすぎる!
甲虫楽団ブログさんより

Everybody is working in the Tokyo Dome(??) レゲエ風の曲(アドリブ?)
Matchbox
Coming Up
Drive My Car
C moon
Miss Ann
Things We Said Today
Every Night
Ram On
Midnight Special
Lady Madonna
(計40分)
http://blog.kouchu.info/2017/04/20170427Soundcheck.html