音楽業界の権利関係が非常に複雑怪奇…。
EMIといえば東芝EMIが頭に浮かぶ人はもうすでに過去の人…。
ソニーは、実質的に、EMIの原盤権(レコード会社)と著作権(音楽出版社)の両方を傘下におさめたこととなる。
ソニーは、ムバダラインベストメントカンパニーが主導するコンソーシアムが保有する、EMI Music Publishingの株式約60%の持分すべてを、ソニーの子会社であるSony Corporation of Americaが買収する事で基本合意書を締結。
ソニーが支払う買収費用は約23億ドル(日本円で約2,500億円)程度を想定、ソニーはEMI Musicの持分約90%を間接的に保有することになり、EMI Musicはソニーの連結子会社となる。
ソニーグループでは、Sony/ATVと、ソニーの子会社であるソニー・ミュージックエンタテインメントの合計で、ビートルズの楽曲も含め230万曲以上の権利を管理。EMI Musicをソニーグループに加える事で、「音楽出版市場におけるナンバーワンポジションを維持できる」(ソニー社長 兼 CEOの吉田憲一郎氏)という。
ソニーがEMI Musicを約2,500億円で子会社化。「音楽出版のナンバーワンを維持」 – AV Watch 2018年5月22日
EMIの歴史
1931年に英コロムビアと英グラモフォン(HMV)が合併し、EMI Electric and Musical Industries Ltdとして設立された。
かつてはユニバーサル・ミュージック、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ワーナー・ミュージックと共に4大レコード会社のひとつ
- 2012年
- 6月30日 – ソニーが、EMIの音楽出版事業についての買収手続きが完了したと発表した。これにより、ソニーが世界最大の音楽著作権者となった。
- 9月28日 – ユニバーサル・ミュージックがEMIのレコード部門の買収を完了した。これにより、ユニバーサル・ミュージックは世界最大の音楽事業会社としての地位を強化した。
- 2月7日 – ユニバーサル・ミュージックが、EMIレコードの主要部門であるパーロフォン・レーベル・グループをワーナー・ミュージック・グループに売却することに合意した[8]。(但し、ビートルズの一連の音源は、ユニバーサルとアップル・コアの合弁により設立されたカルダーストーン・プロダクションズに移管されることになる。)これに伴い、ビートルズを除く同音源が全世界のワーナー・ミュージックへ移行し、発売が開始される。
- 作者: ブライアン・サウソール,ルパート・ペリー,上西園誠
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 2010/03/29
- メディア: 単行本
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