ガイアの夜明け が日本の『バター利権』を追求している…。
広告営業にも影響を受けそうな立派な取材だ。
この『バター利権』に関する問題。
農林水産大臣に野党は質問すべきではないか?
日大よりもアマチュアボクシングよりももっと深い闇の助成金や天下りの問題が潜んでいる。
なぜ、国産バターは高くて足りないのか。国内の生乳流通の半分以上を扱う「ホクレン農業協同組合連合会」は以前番組の取材でバター不足が起きてもかまわないとも取れる内容が議論を読んだ。2年に及ぶ取材から見えてきたのは自由な取引を阻む高く厚い壁だった。そして今回さらなる問題が明らかに。
[ガイアの夜明け 【巨大’’規制’’に挑む!−バターの闇 新たな戦い−】 ]の番組概要ページ – gooテレビ番組(関東版)
ホクレンの担当者の声
耳を疑う発言だ…。
酪農家が生産した生乳は指定団体に買い取られ、各乳業メーカーに卸され加工して販売される。指定団体は全国に10あるが、運営しているのは全て農協系で結果的に96%は農協系の指定団体が独占しているのが現状。この状況を打破しようとしているのが、民間企業の「MMJ」。MMJは指定団体より高く買取り、乳業メーカーには安く卸している。今年4月法律が改正され自由化へと動き出した。
MMJの売りは高値での買い取り。契約農家は83軒、出荷先をMMJに帰るだけで売り上げが数百万円~数千万円アップする。群馬県伊勢崎市にMMJの本社がある。一間のオフィスに社員は4人、人件費や設備コストを圧縮し、高い買取価格を実現している。MMJは2002年に設立。酪農家仲間が経営難で廃業していったのがきっかけ。MMJに出荷する福田貴仁さんはMMJの方が利益が出るので、規模の拡大を考えていけると話す。2年前、福田さんは出荷先を指定団体からMMJに変えたいと思い農協に相談したが対立。また農協は出荷しなくても賦課金を支払うよう通達した。
2017年7月、福田さんは公正取引委員会を訪ねた。阿寒農協が科した賦課金の是非を国に判断してもらおうとした。そして10月、公正取引委員会は賦課金が独占禁止法にあたるおそれがあると阿寒農協に注意した。阿寒農協は賦課金の徴収を一時停止した。一方日本各地でも組織の圧力が。
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ホクレンの山根明
東北生乳販連 高橋雅典 専務理事
2017年12月福島市にある福島乳業は震災後は風評被害で赤字続きだったが、起死回生にとMMJとの契約。福島乳業は原料を東北の指定団体から買い、MMJからも乳牛を買ってブランド商品を作った。しかし地元の新聞でMMJと取引を開始すると話すと指定団体の態度が一変、前金じゃないと売らないと言い出した。また、福島乳業は指定団体から1億7000万円の借金があり返済を猶予してもらえないか相談すると、取引先の売り上げを担保に取ることができる契約書にサインを求められ、3ヶ月後に取引先から売上金の回収を始めた。そのため福島乳業に金が入らなくなり資金繰りが悪化した。福島乳業は指定団体に多く納めていた金の返却をしたが叶わなくなり、今年5月工場は閉鎖され従業員は全員解雇、社長には連絡が取れなくなっていた。専門家は指定団体は債権の回収がわずかで潰れても構わないというのが根底にある。MMJと取引をしたことが債権回収の理由であれば独占禁止法に当たるのではと指摘。指定団体の専務に話を聞くと反論するものはないと答えた。今年8月福島乳業の社長と再開、工場の債権に向けて奔走している。指定団について怒りはあるとした。
北海道阿寒町では自由な取引を求める酪農家と農協が対立。組合への反発から福田さんに続いて7軒の農家がMMJに出荷。また今年4月、これまで指定団体だけが生乳の卸売ができたが、MMJも指定団体に並ぶ事業者として国から認められた。酪農家の宮高敏祝さんは農協を通じてMMJに売ることで対立を避けるのではと考えたが、農協は制度が変わっても求めに応じて出荷先を変えることはないと主張し、系統機関に委託するのが原則という販売規程を理由に要望を拒否した。その後販売規程を調べると他にも売ることができることが発覚したが、宮高さんはMMjに出荷することができなかった。そこでJA北海道中央会に問い合わせたが、回答拒否された。
値上がりし続ける国産バター、プロたちも高いと評価。MMJは3年がかりであるものを完成させた。
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『バター利権』に関する情報
牛乳マフィア