タイトルだけを見ると一体何のことやら?と思いきや、痴呆症の人たちが注文を取るレストランイベントの事だった。
これはとても意味のあること。
障害がなくてもある日突然障害を持つ可能性を誰もが持っている。
その障害に対して社会は偏見と差別に満ち溢れている。
言葉だけは多様性やダイバーシティーが叫ばれるが実際はそんなことはない。もっと社会に健在している差別と偏見を日常化し、顕在化し見える化しなければならないなければならない。
『注文を間違える料理店』と言うレトリック、これは『注文の多い料理店』に引っ掛けている事だろう。
注文の多い料理店では結局、最後は美味しく食べられてしまうのだが、注文を間違える料理店ではそんなことがない。
注文を間違えた位で、とやかく、目くじらを立てること、そのものを考え直した方が良い。
まずは、この国ではお客様は神様であると言う意識を捨てなければならない。
サービスの提供者とサービスを受ける立場は同じであると言う認識に基づいて社会活動に及ぶべきだ。
お客様の権利は、サービスを受けるだけのことだ。ただ、それだけしか権利はない。
最初はきっと、偽善やポーズでの浸透かもしれない。いや、きっとそのはずだ。しかし、それでも、認知症の人に対して、やさしく許容していくフリをしていくうちに、それがホンモノへとかわりはじめると思う。
視覚障害のある人の体験イベント、
暗闇ワークショップの
ダイアログ・イン・ザ・ダーク にも合い通じるものがある。
そう、わかり会える機会がないと、単にポーズで終わってしまう。
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https://ja.wikipedia.org/wiki/ダイアログ・イン・ザ・ダーク
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190305/k10011835811000.html
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