またもや、GAFA時代ではなく、かつてのGAFMA時代へと返り咲いたマイクロソフト。
その源泉はクラウド化とサブスクにあった。
そして、新たな投資分野がいつ開花するのか?
最も異質だったのが、GitHubだ。かつてのプロプライエタリ・ソフトウェアの帝国がオープンソースの民主国家的なGitHubを買収したからだ。カルチャーが真逆だと思ったら、現在のサティア・ナデラCEOの考え方はスティーブ・バルマー時代とは、大いに違った舵切りだった…。
GitHub
https://github.co.jp/
□2018年6月4日 米マイクロソフトはソフトウエア開発者向けサイトを運営する米ギットハブを75億ドル(約8200億円)で買収発表 世界の利用者数は2800万人 2008年設立
□「マイクロソフトはギットハブ上で最も活動的な組織だ」by サティア・ナディラ
□「IoT」の普及を見据えた情報保護の基盤サービス「アジュール・スフィア」では、マイコンを制御するOSにリナックスの技術を採用
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31371320V00C18A6000000/
Azure Sphere
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/azure-sphere/
1.ビジネス向けSNSの米リンクトイン(買収額262億ドル、2016年):現時点では、MSによる最大の買収だ。
2.スカイプ・テクノロジーズ(ルクセンブルク、85億ドル、11年):動画チャットやインターネット通話サービスを手がけていた。
3.米ギットハブ(75億ドル、18年):ソフトウエアのもとになるソースコードの運営プラットフォーム。買収額は当時、ベンチャーキャピタルの出資を受け、法人向けソフトウエアを手掛ける企業としては過去最大だった。その後、欧州ソフトウエア最大手の独SAPがオンライン調査支援ツールを手がける米クアルトリクスを80億ドルで買収し、ギットハブの買収額を上回った。
4.ノキア(フィンランド)のデバイス・サービス部門(72億ドル、14年):MSは14年の買収から2年足らずでこの事業を手放した。この試みは失敗だったと公言し、MSの携帯電話事業のリストラに踏み切る方針を示唆した。
5.米アクアンティブ(63億ドル、07年):米アベニューA、米アイフロンティア、英アトラスDMTなどのデジタルマーケティング企業やテクノロジー企業を傘下に抱えていた。
6.モージャン(スウェーデン、25億ドル、14年):人気オンラインゲーム「マインクラフト」の開発を手掛ける。マインクラフトはパソコンやゲーム機など向けに様々なバージョンがリリースされ、累計販売数は1億4400万本以上と「テトリス」に次ぐ過去2番目の売り上げを誇る。
7.米ビジオ(14億ドル、99年):米ワシントン州シアトルに拠点を置くソフトウエア会社で、主力製品は作図ソフトウエア「ビジオ」だった。MSに買収されて以来、この部門は「マイクロソフトビジオ」の名でこのアプリの開発を続けている。
8.ナビジョン(デンマーク、13億ドル、02年):中小企業向けに一連の会計アプリを提供していた。
9.米ヤマー(12億ドル、12年):メッセージが不特定多数に公開されないビジネス用SNSとして、アイデアの共有やプロジェクトでの協力、質問、フィードバックの要請などに使われた。
10.ファストサーチ&トランスファ(ノルウェー、12億ドル、08年):企業検索向けソフトウエアの開発を手がけていた。現在はマイクロソフト・デベロップメントセンター・ノルウェーと呼ばれる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44612080Q9A510C1000000/