THE CURRENT WAR: Director’s Cut | Official Trailer | 101 Studios
『ドクター・ストレンジ』以外のベネディクト・カンバーバッチはほんとまさにどんな役をやらせても良い。
今回のこの『THE CURRENT WAR』では、発明王『トーマス・アルバ・エジソン』役だ。ついに本格的な『エジソン映画』が見ることができる。いや、紆余曲折、まだ日本では公開されていない…。ベネディクト・カンバーバッチの映画なのに…。
しかも、『ジョージ・ウエスティングハウス』 との『電流戦争』だから、当然、『ニコラ・テスラ』も登場することとなるだろう。
『訴訟王エジソンの標的』などで展開される激しい訴訟合戦の映像化が見ものだ。
19世紀、発明よりも大事なのは訴訟で勝ち、『ライツ(権利)』を手にすることだった。誰が最初に発明したかよりも大事なのは、誰が特許を持っているかだったからだ。
それと同時に、この映画は監督『ゴメス=レホン』とセクハラプロデューサーの『ハーヴェイ・ワインスタイン』との対決でもあった…。
ポスト・プロダクション作業中、プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインはゴメス=レホン監督に対して次々と修正要求を突き付けてきた。修正要求は多岐にわたっていたが、中でもワインスタインが拘ったのはトーマス・エジソンの描写であった。ワインスタインによる修正の結果、一癖も二癖もある男として描かれていたはずのエジソンが人柄の良い男になってしまった。しかも、ワインスタイン・カンパニー(TWC)の重役たちも編集作業に介入してきた。時には、彼らが相反する要求を出してきたこともあった
気になるのが、なぜにそこまで、ハーヴェイ・ワインスタインがエジソンへのこだわりを持ったのかだ…。
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充実のキャスティングで話題となった本作が公開延期となったのは、2017年にハーヴェイ・ワインスタインがセクハラ・性暴力の問題で告発されたため。ワインスタイン・カンパニーが配給を担当していた本作は、事件の影響を受けて2017年11月24日の米国公開が撤回された。2019年4月にアメリカでは101 Studiosが配給権を取得、2019年8月の米国公開を目指すことが報じられたほか、イギリスではEntertainment Film Distributorsの配給によって2019年7月26日に劇場公開を迎える。
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また、ニッチなエジソンエピソードは、浜田和幸著の『怪人エジソン』だ。
伝説の発明家ではなく、世界初のベンチャー起業家としてのエジソンの側面を知ることができる。
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エジソンの愛読書、それが新渡戸稲造の『武士道』であることも、晩年のオカルト研究によくあらわれている。
また、かの『渋沢栄一』もエジソンと交流のあった日本人の一人である。