2014年10月31日発表
(1) 就業者数,雇用者数
就業者数は6402万人。前年同月に比べ43万人の増加。21か月連続の増加
雇用者数は5636万人。前年同月に比べ61万人の増加
(2) 完全失業者
完全失業者数は233万人。前年同月に比べ25万人の減少。52か月連続の減少
(3) 完全失業率
完全失業率(季節調整値)は3.6%。前月に比べ0.1ポイント上昇
労働力調査
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/201409.pdf
最高のシナリオでも最悪。最悪のシナリオはもはや考えられない。
女性、高齢者の労働力必須!
労働力が今よりマイナス42%だったら、国が生きていけないということだ。
つまり、5230万人しか働けないのだ。
内閣府は12日、2060年に向けた長期の労働力人口予測をまとめた。出生率が大幅に回復し、北欧並みに女性や高齢者の労働参加が進んでも約50年で1170万人、労働力人口が減るとの結果になった。女性活用などが進まない場合、減少幅は2782万人に拡大するという。
中長期の日本経済の課題を議論する有識者委員会「選択する未来」に試算結果を出した。
働く人と失業者を合計した労働力人口は、13年に6577万人と前年比22万人増えた。景気回復や共働き環境の整備で、女性などの労働参加が増えたのが要因だ。だが、中長期的には高齢化や人口減で働き手の減少は避けられない。
女性や高齢者の労働参加が全く進まない最も悲観シナリオの場合、労働力人口は60年に3795万人と今より42%減少。30~49歳の女性労働力率を先進国最高のスウェーデン並みに引き上げ、60歳以上の労働者の引退年齢を5年遅らせた場合でも4792万人と13年比27%減る。12年に1.41だった合計特殊出生率が2.07に回復した場合でも5407万人と18%減少するという。
女性・高齢者の労働参加も出生率改善も進まない場合、働き手の不足は潜在成長率を年間0.9%押し下げるという。
この結果を踏まえ、内閣府の有識者会議は、生産性の向上による成長力強化や、コンパクトシティーの推進による地方都市の集約化など、人口減社会に対応した経済政策のあり方を検討する。