孝明天皇も明治天皇も大正天皇も側室のお子様だった…一夫多妻時代から女系天皇を考えてみる

『古事記』、『日本書紀』やその他歴史書の記載によれば、日本の皇統は初代神武天皇から現在の第125代今上天皇まで男系の血筋のみで続いてきた万世一系だと呼ばれ世界で一つの一族による君主在位の最長記録を更新し続けている
https://ja.wikipedia.org/wiki/女系天皇

日本の天皇は、代々、男系天皇で続いている。
男系を維持するがために、『側室』も存在し、実質上の『一夫多妻』で、皇位継承続けてきた。

江戸時代の孝明天皇も、明治天皇も、大正天皇も、すべて正室にあたる皇后陛下の嫡男ではなく、いわゆる妾の子供を意味する『庶子』であった。
これも、男系天皇を維持するための、一夫多妻が、昭和天皇の時代まで存続していたことに驚きを覚えた。

一方西ヨーロッパでは、キリスト教の影響で原則的に一夫一婦制であったため、庶子への継承は否定的であった。このため男系男子が途絶えることが多く、女性への継承、女系相続はともに容認される傾向にある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/王位継承

イスラム国家に多い、男子のみの王位継承制度

皇位継承順位

現在の皇位継承順位を見てもわかるように、このような順番となっている。

そう、つまり、皇位継承順位でみると、秋篠宮文仁親王 の次は、悠仁親王となる。つまり、男子がいないと
親戚に皇位は継承されることとなる。また、皇室においては父である秋篠宮文仁親王以来、約40年9か月ぶりの男子である。男子にこだわり、側室がないとなると、こういう皇位の後継者不足の問題は今後も続くこととなる。

もしも、皇太子様になにかがあれば、秋篠宮様が、悠仁親王、そして、4番目には、現在の天皇陛下の弟の正任親王(81歳)が継承されるという…。それでも足りないとなると、民間へ嫁いだ女系の中から男子を探すということになってしまう。

現在の皇位継承制度では、皇太子が引き継ぐと、悠仁親王(現在11歳)が嫡男を生むまで、皇位継承者不足の問題はまったくなくならない。

かつてのように、「側室=一夫多妻」を戻す事は、現在の世の中では考えられないので、女系天皇の可能性ももっと議論しておくべきであろう。
王位継承者に愛子内親王(現在15歳)が加わることによって、皇位継承にゆとりが生まれる。
女性の天皇陛下が誕生してこそ、はじめて日本が本当に「男女同権」が認めらた国になると思う。