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6年も前のブログでニッポン放送?東京電力?からドタキャンをくらう話。
本日、2010年01月11日(月)は、ニッポン放送さんの「中田宏のDREAM RUNNER」の収録出演の日…だった。
だった。というのは、結果としてドタキャンをくらったからである。
朝から、同じ電話番号から着信履歴があり、コールバックしてみた。
ニッポン放送の「DREAM RUNNER」の制作担当さんだった。
15:00の収録にあわせるために、お風呂にはいって、身支度してからスタジオに出かけようとしていたので、
「本日はお世話になります…」と言いかけたら、
「神田さんの記事が原因だったんです」と突然言われた…なんの意味か、さっぱり意味がわからなかった。
「2004年のブログの…」 さらに、ますます意味がわからない。
「昨年電話で、東京電力でスポンサーチェックの話をさせていただいたんですが…」
これも意味がわからない。
「はぁ?」と思い、落ち着いて内容を確認してみると、昨年暮れに電話で番組出演キャンセルの話をいただいていたようである。
「電話でですか?」 とボクは聞いた。 そんな話をした記憶がまったくない…。忘年会シーズンで記憶がとんでいたのか?
「いえ、留守番電話です。留守電にキャンセルのことを録音させていただいていました」
「留守番電話でキャンセルですか?」
これは完全にボクが悪いのだが、あまり留守番電話機能を活用できていない。海外にいることもあるので、留守電は実はあまりあてにしてもらっては困る。
つまり、昨年内に、スポンサーである東京電力さんからのキャンセル要請で、留守番電話でのみ出演取り消しのメッセージが残されていたらしい…。
それならば、スポンサーからのチェックをいただいてから、出演オファーくれればよいものを…。
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制作担当さんから今回の出演依頼のメールをいただいたのが、
2009年12月24日(木)14:55
すぐに、快諾させていただき、スケジュールに、2010年01月11日(月)15:00をブッキングした。
そして年があけて、昨日、2010年01月10日(日)に、明日の収録の場所や内容の確認事項をということで、昨年のメールを読み返してみた。
すると「質問項目」という添付ファイルがあり、子供の頃の夢などを記入していただき、年内に送り返してほしいとあった…。
あらら、すっかり忘れていた。ごめんなさい…と思い、
前日になってしまったが、「台本決定していると思いますが、参考までに」と思い、質問票を送り返した。
神田敏晶さんへの質問 http://j.mp/51KSIM
中田宏 元横浜市長と夢のある話ができるはずであった…。
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そのメールを本日、担当さんが見て、焦って朝になってから音声電話をいただいたということだ(この時には留守電話はなし)。
その履歴を見て、ボクが携帯に電話をしたのが本日のいきさつだ。
今からニッポン放送へ出かけようとしたことと、せっかくの休みで、他との約束やイベントも、この日を避けてきたこともあわせて、
「どうして、メールで出演オファーいただいたのに、メールでも出演キャンセルの旨、お伝えいただけなかったのでしょうか?」とボクが聞く。 さらに、昨日は、http://twitter.com/knnkanda でも「中田宏のDREAM RUNNER」を大々的に収録宣伝してしまったこともあるし…
どうして、メールをいただけなかったのか?の問いに対して、
「以後、気をつけます」と担当者は答える。
少し、カチンと来て、「以後、気をつけますではなくて!」と語尾を強めたら…。
「交通費程度ならお支払いできますが」と、きっぱりと答えられた。
この瞬間、体の中の毛細血管が一気に膨張していくのを感じた。
しかし、次の瞬間は、気がぬけてしまい「はぁ?」としかいえなかった。
「上司に判断してみないとわかりませんが、私の判断ではここまでなんです」と言われた。
ますます、へなへなになってしまう。
交通費ではなく、コミュニケーションなんですよ。断ったつもりと、断られたおぼえのないつもりの差は大きい。
近年、マスメディアの担当者さんでさえも、日常の交渉がやりづらくなってきた。
講演を依頼されて、有料イベントなのにこちらには、ノーギャラのボランティアみたいな話も平気で、ご相談がやってくる。頭の中の見てみたい気分だ。基本的にボクはボランティアはしない。
ブログの記事がどうたらこうたら…、交通費程度…、昨年、留守電でキャンセル… 頭にまわりはじめて、
結局、「東京電力の方からご説明いただけませんか?」として電話を切った…。
なんとも、呆然とするやりとりだった。
この時点であれば、問題は双方が悪いだけだ…。ボクの方にも非がある。
しかし、本日午前中に、メールを確認すると下記の文章が届いていた。
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2010年1月11日9:40 | |||
件名 | 神田様 本日の収録につきまして |
神田様
携帯:略
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の記事を再度、読み返してみた…。
東京電力さんがなぜ問題となったのか?
しかも、6年も前のたかが個人ブログである!
「神田敏晶 原子力」で検索しない限り、このエントリーは、発掘できないだろう。
おそらく、
「日本の原子力発電などに利用された劣化ウランが米国に販売もしくは、廃棄物利用のために利用されているというのもある意味、「派兵」以上の大きな責任があるのかもしれない。」
が問題となったのだろうか?
これって、東京電力さんが劣化ウラン販売の事実を認めたという事なのだろうか?
ボクは、みなさんが知っているとおり、原子力反対派でも賛成派でもない。ただ、イラクに行く際に人から忠告をうけただけの話だ。まちがっているのならば、訂正いただきたいだけだ。
6年前のたったの「82文字」が原因で、東京電力さんの仕事はキャンセルされてしまうのだろうか?
いや、このブログを書くことによって、一生、東京電力さんとの仕事はできなくなってしまうのだろうか?
東京電力さんがキャンセルするのなら、ボクも東京電力さんをキャンセルしたい!
しかし、関西電力や中部電力にスイッチ!できないではないか…。
選択肢がないボクにとっては、東京電力に毎月毎月、生涯にわたってどれだけの料金を支払っているのか、月額2万円としても、20年で480万円も支払っている顧客の一人だ。40年だと960万円だ。 ナンバーポータビリティもなければ、競争にもさらされていない…しかも料金の確認方法ですらこちらで検証できない。すべていいなりである。
原子力に対する正しい理解を勧めるためのマスメディアを活用した広報番組の背景で、これは、公共的な立場にある機関が、情報公開と自由闊達なサービスに対する過去の言論を弾圧していることにならないだろうか?
電力のない暮らしは考えられない…。
ネガティブな意見こそ吸い上げて改善していくということのほうが本当の公共サービスのありかたである。誤解があれば、それを修正すべきだろう。ボクは原子力のベネフィットをもっと安全に運用するためのヴィジョンを語るべきだと思う。
「坂本龍馬伝」のように、理解できるまで、相手を説得する立場ではないだろうか?
それどころか、こんなブログのエントリを書くことによって、従来のマスメディアからはクライアント保護の立場から、ボクを使ってもらえなくなることも覚悟しなければならない。
しかし、都合の悪い事を一切、排除してしまった報道、番組制作に、マスメディアとしての存在意味はない。
民放もスポンサーありきはわかるが、言論の排除勧告の上に成り立つ番組の前に、公共の電波を寡占利用している立場もふまえてほしい。
幸い、ボクには失うものなど何もない。そして、ジャーナリストである。常に、自分の信じる真実を公表していきたい。
都合の悪い情報は、広告主の立場でマスメディアから完全シャットアウトできても、その反作用はソーシャルメディアでは、確実に増長される。
それが、ソーシャルメディア時代の民主主義の正しいありかただと思う。
そして、東京電力さんからの連絡を乞いたい。
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