https://www.youtube.com/watch?v=t7dgGHltMVs
2008年09月01日(月)21:30分
福田首相が、辞意の表明を首相官邸で発表した。
突然の発表に各テレビ番組も特番シフトをしいたが、放送事故が相次いだ。
NHK教育テレビは、「おしゃれ工房」をずっと放送しつづけ、報道がされないまま。テロップすらなかった。
フジテレビの「太陽と海の教室」での途中では、スイッチングの放送事故で「たのむよ~」なんて、ぬるいリハーサルモードの音声が生で放送されてしまった。
リハーサルモードのゆるい状況がオンエアしてしまったフジテレビ
テレビ朝日の「TVタックル」では、報道ステーションの古館氏が登場した。しかし、スタジオの音声がすべてオフとなり、無音状態が続いた。さらに首相官邸の記者会見場のテロップには「ニューオリンズ市」のテロップが映し出されていた。
中国新聞の道面雅量(どうめん)記者が、最後に質問をした時に、総理は思わず失言してしまった…。
「総理の会見はいつもひとごとのように聞こえる」としたうえで「政権に与える影響について」質問をした。
「順調ではない可能性がある」「不足の事態に陥ってはいけない」として応えた。
そこまでは、よかった。それで終わればいいのに、福田首相の余計なプライドが飛び出てしまった。
最後の最後に
「ひとごとのようにと、あなたおっしゃったけどねえ。私は、自分地自身を客観視できるんです。あなたとはちがうんです!」といってしまった。
中国新聞に確認したところ、福田首相が「あなたとはちがう」とまで断言できるほど、道面記者と福田首相は親しい間がらでもないそうだ。また、道面記者は「記者として、質問しただけで、それ以上でもそれ以下でもない」
とのコメントを残し(報道部長よりの伝言)、明日(9月3日)の中国新聞の「記者手帳」に心情が書かれる予定ということ。
福田首相は、マスメディアに対して、「あなたたちにだけは、”ひとごととは言われたくない」と言いたかったのかもしれない。しかし、その余計なひと言で、自民党という政党をピンチに追い込む可能性があるという客観的な判断はできなかったのだろうか?
9月2日(火)の「とくダネ」で小倉キャスターは「あれがボクだったら(福田首相に)殴りにかかっていた」と怒りをあらわにした。さらに佐々木恭子アナが遅めの夏休みを取ると、日本の総理が変わるというジンクスで揶揄した。
全録ビデオ「SPIDER」が、また活躍した一日だった。
すでにYouTubeにはこんな、リミックス映像が登場。
「あなたとは違うんです」