2019年11月26日、アリババが香港取引所へ上場し、
875億香港ドル(約1兆2千億円)を調達した。●アリババグループ 会長兼CEO ダニエル・チャン (張 勇) のコメント
「アリババグループは、『あらゆるビジネスの可能性を広げる力になる (To make it easy to do business anywhere)』という使命を持ち、102年 (3世紀) 続く良い会社になるというビジョンを掲げています。
グローバル化、国内消費、クラウドコンピューティングを活用したビッグデータの3つの戦略の柱を追求し続けることで、今後5年以内 (2023年度末まで) に我々のプラットフォームで、10億人以上の中国消費者を含む世界中の消費者にサービスを提供し、10兆元 (約155兆円※) 以上の消費を促進することを目指しています。また、香港は世界で最も重要な金融センターの一つであり、香港の未来に参加することができる機会に感謝しています。」
※1中国人民元=15.5円で換算
https://www.alibaba.co.jp/news/2019/11/post-18.html
この日、ALIBABA[BABA:US]ニューヨーク証券での終値は、190.45USD
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/chart/BABA?ct=w
アリババの時価総額は、4,970億ドル(49.7兆円)
孫正義率いるソフトバンクGのアリババの株数は26%保有なので、1,292億ドル(12.9兆円)の保有資産となる。
https://www.asahi.com/articles/ASMCH5CQCMCHUHBI02C.html
それと同時にソフトバンクGは、米ウィーワークの株式30億ドル(3,000億円)の株式公開買い付け(TOB)を開始。創業者で更迭されたアダム・ニューマン氏は最大9億7000万ドル(970億円)相当の持ち株を売却できることとなった。
※1USD=100円換算
アリババの時価総額で支えられるソフトバンクG
今後、ウィーワークへの95億ドル(9,500億円)の支援がどう影響するのか?
ソフトバンクGの『27.9兆円』の保有株式のポートフォリオはアリババ依存率が『13.3兆円』48%となっているからだ。通信のソフトバンクが『4.8兆円』17%、ビジョンファンドは『3.2兆円』で11%である
2019年11月8日 決算投資家向け説明会資料より
https://cdn.group.softbank/corp/set/data/irinfo/presentations/analyst/pdf/2019/investor_20191108_01.pdf
動画あり
https://webcast.softbank.jp/ja/detail/video/
□中国の電子商取引(EC)大手アリババ集団が(2019年11月)26日、香港取引所に株式を上場した。5億株の新株を発行して、875億香港ドル(約1兆2千億円)を調達。
□現時点では今年最大の新規株式公開(IPO)となり、通年でもサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコに次ぐ規模となる見通しだ。
□香港にはすでに中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)が上場しており、中国IT(情報技術)の二大巨頭が同じ株式市場で競い合う構図になる。
□米国市場に上場するアリババ株の株式時価総額は25日時点で約5000億ドル(約54兆円)。発行済み株式数の約26%を保有するソフトバンクグループは約14兆円相当を保有しており、初期の投資で簿価は低いため大半が含み益になっている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52596310V21C19A1MM0000/
□ソフトバンクグループはシェアオフィス事業を手掛ける米ウィーワークの株式30億ドル(約3,268億円)相当について、株式公開買い付け(TOB)を開始
□ソフトバンクは先月、規模95億ドルに上るウィーワーク支援策を発表。
□ウィーワークの共同創業者アダム・ニューマン氏は最大9億7,000万ドル相当の持ち株を売却できる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-25/Q1J9L3T0AFB601?utm_source=twitter&utm_content=japan&utm_medium=social&cmpid%3D=socialflow-twitter-japan&utm_campaign=socialflow-organic