2000年2月、ナスダック・ジャパンの開設(同5月)直前の記者会見。大いに盛り上がったはずだったが、日経平均はこの年の4月に高値2万0833円をつけた後、奈落の底へ落ちた(ロイター/アフロ)「日本株15年ぶりの高値」と一斉に報じられている。だが、チャートを眺めるとわかることだが、この「15年ぶり」と言う言葉は、ITバブル時の高値である2000年4月の2万0833円を抜いた時、使ってほしい言葉だと思う。
アメリカの利上げの可能性と、その後の対策とは?
今は2008年に起きたリーマンショック前の、2007年高値1万8261円を抜いただけのことだ。この2007年高値は、リーマンブラザーズを含む投資銀行が作り上げた「投資銀行バブル」のあだ花だ。
引用元: 日経平均が2万円を突破する条件とは? | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト.
いまでも、この日のことをよく覚えている…。
そして、アメリカに行ったその日に、リーマン・ショック…。
「世界恐慌」が起きると感じた…。しかし、西海岸のシリコンバレーでは何も出来ない。これだけ世界がネットで結ばれていても、東海岸のウォール・ストリートというたかだか数ブロックの間での取引量が世界をシアワセにしたり地獄にしたりしている。
そして、今後の予測は…?
東洋経済によると…。
日本株15年ぶりの高値の原動力は、外国人投資家の先物の買い戻しに負うところが大きい。外国人投資家の先物取引は、1月第3週から5週連続、計2兆3000億円も買い越している。ECB(欧州中央銀行)の金融政策で、欧州不安の中でも英独仏株の高値更新に負うところも大きい。
利上げされれば、債券の損失カバーのため、株が売られる。NY株が調整すれば、欧州株も調整する。外国人投資家が日本株を買う余裕は一気になくなる。やはり、引き締めの時期が大きなカギを握る。
おりしも、相場は「2日新甫(しんぽ)」(=月初のスタートが1日ではなく2日になること。「甫」は物事の始まりの意味)で、決算月でもある3月に入る。国内的にも動きにくい月だ。日本株の波動の若さが試されるところだ。
当面の日経平均の予想レンジは1万8200円~1万8900円としたい。2月末現在の25日移動平均線(1万7953円)は、ジリジリと上昇、3月6日には1万8200円前後まで上昇すると読む。この1万8200円からのかい離率ゼロから約4%の水準である。
うーん、この時期は、本当に何も読めない…。
しっかりと、長期保有で落ち着けるところで勝負したい。