1400万人から439万人のテニス人口。往年のテニス時代を彷彿させる有明テニスの森コレクション

テニスのブームとスター選手の相関関係は見事にマッチしている。

錦織圭選手が、グランドスラムに近づけば近づくほど、テニス人気は安定してきた。
しかし、かつてのテニスブームと比較すると雲泥の差だ。

1993年には1400万人いたテニス人口は580万人にまで衰退している。

いや、439万人(2016年)でした…。


http://www.jta-tennis.or.jp/Portals/0/resources/JTA/pdf/information/population/population_h28_jpn.pdf
日本テニス協会調べ
http://www.jta-tennis.or.jp/

しかし、1年に1回テニスをやったことがある人をテニス人口と例えることができる?
実際には、月に1度以上のテニスユーザーが増えないことにはテニス業界の復興とはいえない。
ラケットもユニフォームもシューズも消費されないからだ。

テニスコートの経営も、雨がふると収入が無くなる。しかし、フットサルコートならば雨の日も経営できる。テニスが最大4名のプレイが、フットサルコートならば10名となる。

選手がオトナになった時の稼げるマネーなどもスポーツの普及には重要だ。
その為には、スポーツ選手が稼げていることはとても大事なファクターだ。

錦織圭選手は年収の9割が広告料金! 2016年世界で最も稼いでいるスポーツ選手ランキング100
https://4knn.tv/2016-atreat-ranking/

錦織圭選手のラケットだけでもこれだけの変遷がある。

ウェアだけでも、シーズンごとにユニクロのサイトでレプリカがネットで限定販売される。
ボクはいつもそのユーザーでユニクロのネーム入りのテニスウェアを愛用している。どれだけユニクロの店員に勘違いされてもだ。

楽天ジャパンオープンで、歴代のジャパンオープンの展示があった。

ロジャー・フェデラーのWilson

80年代のサントリージャパンオープン

ラケットやウェアを見るだけで、選手の顔と時代が浮かぶ

70年〜80年代は世界でもテニスの黄金時代だったといえる。

ビヨン・ボルグ愛用のドネー


ヒットした瞬間のボルグのストリングスの高い音が特徴。反対にマッケンローのWilsonはとても低い音のテンションが特徴。

https://www.youtube.com/watch?v=NGns_ggnMNw

マッツヴィランデルのロシニョールF200


我が青春のラケット、ロシニョールF200。この横ストリングスの長いラケットのトップスピンを体験した時の瞬間を今だに覚えている。

イワン・レンドルのアディダス

有明の森でかつてのテニス大ブーム時代だった青春時代を思い出しました!

往年のウッドや、当時の新素材のアルミラケット

少子化ジュニアの育成よりも、時間持ちシニアの育成かも…

定年退職後のシニアが、まだまだ元気だ。
テニスは、足腰の状態と共にコミュニケーションのスポーツ。

閉鎖的なクラブの状態ではなく、検定などで、道具さえ持っていれば、レベルに応じたテニスコートで参加できるような新たな施策が必要ではないだろうか?

また、一部の人が独占利用している公営テニスコートなどの予約システムなどの見直しも図らなければ、テニス人口は増えなさそうだ。

https://www.tennisoff.net/

https://www.tennisoff.net/postalCode/1690075?radius=3