ASSB all solid state battery トヨタ&出光の全固体電池 量産化 EVに搭載 2027年〜あと4年後

出光の全固体電池(固体電解質 タイプ)硫化物系固体電解質

材料そのものから硫化水素の発生を抑える方式

1.材料 2.電池アッセンブリ 3.電池システム 4.クルマ全体

出光は石油を精製するときに発生する硫化物の研究を開始した経緯がある(2001年すでに22年経過)

橋本幸治の理系通信

全固体電池の英語表記は「All solid state battery」です。略して「ASSB」とも呼ばれる。

全固体電池は、電解質を完全に固体にすることで、性能や安全性を高めようとしている。固体電解質は燃えないので、発火の危険性が小さくなり、温度変化に強く、低温でも高温でも安定した出力が可能になる。

全固体電池の構成するすべての材料に固体物質を使用した電池は、全固体リチウムイオン電池と呼ばれます。日立造船株式会社は、機械加工技術を活用した独自の製造方法によりAS-LiB®(All-Solid-state Lithium-ion Battery)を開発

電解液がなく、全部が固形となる充電式電池です。リチウムイオン電池と構成は類似しており、負極と正極の電極間をリチウムイオンが移動することで充放電を実現します。リチウムイオン電池では、ミクロの穴を備えるセパレーターが負極と正極を分けていますが、全固体電池にセパレーターはなく、固体電解質がその役目を担います。