全録ビデオ「SPIDER zero」 6/20発売!312,000円から

AVWatch

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080620/ptp.htm
によると、2008年06月20日から、テレビ一週間分、全チャネル全部録画できる「SPIDER ZERO」の個人向け販売が開始された。

株式会社PTPは、
地上アナログ放送を8チャンネル、1週間分まるごと録画できるHDDレコーダ「SPIDER
PRO」の個人向け限定販売を6月20日に開始した。モデル名は「SPIDER
zero」となり、ヨドバシカメラ新宿西口本店、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaの2店舗で店頭販売を実施。数日中にPTPのサイトでも受注を開
始する。なお、利用可能なエリアは東京、神奈川、埼玉、千葉のみ」。

 

 Spider zero
http://www.ptp.co.jp/spiderzero/

 

ウェブサイト http://www.ptp.co.jp/spiderzero/notice.html
での、販売は、間もなくということである。

 
興味ぶかいのが、「スクリーンセーバー」機能だ。

 
「テレビの自由をさまたげるもの」
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20080514/151672/

「象徴的なのが同社が「スクリーンセーバー」と呼ぶ機能です。一定時間,視聴しないで放
置したままにすると,SPIDER PROが録画済みの内容から番組とCMを交互に30秒ずつランダムに再生する,というものです。SPIDER
PROは再生履歴を残すので「おっ,今のなんだ?」と思ったらリモコンを操作して,きちんと再生して見ることができます。

 言葉で書くと「?」という感じがするかもしれませんが,実際にデモを見ると「うわっ,これ面白れー」となります。というのは,新たな発見があるからです。普段なら絶対に見ないような時間帯の番組やCMに出会える」。

 

 この機能こそ、テレビに一番必要な機能ではないだろうか?

たとえば、お昼くらいの時間帯、どのチャネルを回しても、ボクの興味をひかない。撮りためたHDDの中にある番組から選ぼうとするけれども、それも面倒くさい時がある。

そんな時に、このようなテレビコンテンツを「スクリーンせーバー」で、ブラウズできるとどれだけありがたいことか!

 

今までのテレビでは、ライブの放送で、たまたまチャンネルを変えた番組だけが、「偶然に」視聴されていたにすぎない。しかし、ビデオ録画機器が登場したこ
とにより、見たい番組を「録画」することができた。テープメディアでは巻き戻しや、パッケージが変わるので、見たい番組ほど、録画されただけで安心して視
聴されないという傾向もあらわれた。

 

さらにHDDビデオ録画機(現在のDVDレコーダー)などが、登場することにより、DVDなどに残る前にHDDに大量に録画でき、リモコンひとつで再生が
でき、テレビ番組が「消費しやすく」なった。しかし、結果としては、HDDの容量ぎりぎりまで、録画し、さらに録画するために、一番つまらないと思う番組
から、あわてて視聴し、消去して、録画時間を確保するという行動だ。

 

ゆっくり見たいと思う番組ほど、いつまでたっても消費されない。DVDなどの外部ディスクに記録した場合、おそらく安心してしまって一生消費されなくなる
可能性が高くなるだろう。テレビコンテンツの特徴は映画コンテンツと違って、毎日膨大な放送がライブで更新され続けているので、ストックしてしまうと、た
ちまち膨大に増殖し続け、消費時間とのジレンマに陥ってしまう。

 

そこで、このSPIDERの、「気まぐれ検索」ともいえる、30秒間の番組プレビューは興味深い機能だ。SONYの「おまかせまる録」でも、おまかせ録画があるが、自動プレビューの機能がないので、意志をもって、消費に取りかからない限り、視聴機会を損失する。

それが、30分の番組も1時間の番組も30秒づつプレビューされるのだから、時間とチャンネルを超越してザッピングしていることとなる。

 

さらに、気になるのが、「みんなの感想」や「コンシェルジュ」
http://www.ptp.co.jp/spiderzero/function/08.html

である。

「投稿はSPIDERユーザーの誰もが見ることができ、またそのシーンは頭出しして再生されるので、あなたの「面白い!」をみんなで共有することができます」。

「特に見たいものがない、いつもと違う番組を見たい――そんなときはコンシェルジュ。最新のニュースやみんなの感想、他のSPIDERユーザーからのオススメが入っています。自分では意識していなかった番組との、意外な出会いがあるかもしれません」。

これは、もうテレビにおける「クラウド・ソーシング」ではないだろうか?テレビ放送側が視聴率を見て、視聴者を見ていないから、こういう発想にはなかなかならない。

これらが、さらに発展すると、ライブでみんなが一番、見ているチャンネルに合わせたり、2chの「テレビ実況スレ」で多く語られた番組マークがつくなど、テレビに関する新たな進化がネット上のサービスと融合することによって可能になるだろう。

 SPIDER zeroは、新宿のヨドバシカメラ新宿西口本店とヨドバシカメラマルチメディアAkibaで販売されているので、これは何がなんでも自ら体験してみたい。
http://www.ptp.co.jp/spiderzero/shop/index.html

 
しかし、SPIDER ZEROが発売されたことにより、物欲が高まったのだが、問題は「アナログ放送」しか対応されていないことだ。これが「地デジ対応」であれば、即、購入だった。これは、なんとかしていただかなくてはならない。

 もう、ボクたちは、アナログ放送の画質に戻ることができない。7月5日より「ダビング10」が解禁となる予定だし、オリンピックも近いので、地デジ対応のSPIDERをぜひとも望みたい。法人でなく個人向けなのだから、なおさらだ。 

※SPIDER zeroに関する関連記事

 CMタレント名まで配信!究極のHDD録画、SPIDER
http://ascii.jp/elem/000/000/136/136577/

  
第364回:全部録りを超える全部録り、「SPIDER PRO」
~ テレビ+ネット並みの検索性のすごさ ~
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080611/zooma364.htm

放送の視聴機革命が、通信融合の未来を変える–PTP有吉社長に聞く
http://japan.cnet.com/techventure/2008/winner/story/0,3800084338,20372091,00.htm

 

 

 

 

 

 

 

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