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なぜ解散の時にバンザイするのか?解散詔書(かいさんしょうしょ)とは? 政府 衆議院解散を閣議決定

2012年 衆議院解散 バンザイ

2009年 衆議院解散 バンザイ

いよいよ本日(2014年11月21日金)、衆議院が解散となる(参議院には解散がない)。

衆議院の解散の時にいつも、不自然な光景を見たことがないだろうか?
なぜか、バンザイするのだ!

そう、「解散詔書(かいさんしょうしょ)」とは?
衆議院を解散するために天皇が発する文書のことである。
Imperial rescript dissolving the Diet という。

紫のふくさに包まれておごそかに扱われている。

衆議院の解散は、形骸化しているのだが、

衆議院の解散は、内閣の助言と承認に基づき、天皇の国事に関する行為として行われる。そのとき、形式上、天皇から国会に提出されるのが解散詔書である。解散詔書のことを「紫のふくさ」ともいう。
形式的に、天皇陛下が衆議院を解散することになっているからだ。

天皇陛下も、形骸化しているのだから、どうお考えになられているかのお気持ちの一言くらい、国民の象徴として、釘をさしていただいてもよいかと思う。

大臣が変わる度に、解散する度に、組閣する度に、形骸化しているといっても、毎度、呼び出され働かせされすぎている。

そして、また、衆議院の解散の瞬間に、国会議員が全員でバンザイするという奇妙な締め方がある。

「日本国憲法第七条により、衆議院を解散する!」
「バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!」

非常に奇妙な光景と感じないだろうか? なぜ、こんなに解散を喜んでいるんだ?とイラっとする。

実は、これにも、理由があったのだ…。

そもそも、「万歳」は中国の皇帝を称える号令で、1893(明治22)年、大日本帝国憲法が発布した時に、皇居前で帝国大学(東大)の学生らが天皇の馬車にむかって叫んだのが始まり。
万歳三唱は、「万歳、万歳、万々歳(ばんばんざい)」の三唱のはずが、馬がおどろいてしまて、万歳の3回となってしまった。

天皇からの指令である、「解散詔書(かいさんしょうしょ)」が衆議院議長が読み終わった瞬間に、バンザイとなるのは、習慣であるとか、失職した議員が選挙戦へ望むキモチなどと解説されている。まるでバンザイ攻撃=「絶望的な(あるいは無謀な)試み」。まさに天皇陛下バンザイ!で玉砕に望む兵士なのか?

また、傍聴者の傍聴者はバンザイしていないことに注目だ。傍聴者は会議中に声を出せないという規則があるからだ。

事の始まりは、1897(明治30)年12月25日。
第11回帝国議会で松方正義内閣が衆院を解散した時にさかのぼる…。
その時の議事録に「拍手起こり万歳と呼ぶ者あり」と記録されている。大日本帝国憲法下、立憲君主だった天皇への敬意を示すための「万歳」がそもそもの始まりだ。しかし、そのバンザイの時刻を記録することにより、「天皇の詔書を読み上げられた瞬間を受け入れたという時刻」ということが明確に記録に残るようになった。

読み上げただけで拍手で終わったり、おじぎをして終わるということもあるが、記録するためには、何時何分に起きたという明確なタイミングとして都合もよかったというわけだ。

ただ、形骸化している事や習慣になっている事こそ、無意味、無理、無駄、の温床だ。なぜ?という疑いと、本来の理由を知ることによって、どうすれば改善できるのかという発想に繋がるだろう。

あの万歳三唱は、詔書が有効になった瞬間のタイムスタンプ代わりなのである。

政府は午前9時すぎから開いた閣議で、安倍総理大臣とすべての閣僚が解散決定の閣議書に署名し、衆議院を解散することを閣議決定しました。

このあと、天皇陛下から解散詔書にご署名を受ける手続きなどが行われることになっています。

一方、国会では、安倍内閣が重要課題の1つと位置づけている「地方創生」の関連法案が参議院本会議で採決され、与党などの賛成多数で成立する見通しです。

そして午後開かれる衆議院本会議で、菅官房長官が解散詔書を伊吹衆議院議長に伝達し、伊吹議長が解散詔書を読み上げて、衆議院は解散される運びです。

そのあと政府は臨時閣議を開き、来月2日公示、14日投票という衆議院選挙の日程を決め、夕方、安倍総理大臣が記者会見することにしています。

衆議院選挙はおととし12月以来およそ2年ぶりで、各党は安倍政権が進める経済政策「アベノミクス」の継続の是非などを争点に、事実上の選挙戦に入ります。

引用元: 政府 衆議院解散を閣議決定 NHKニュース.

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