Appleはレガシーフリーな企業だ。
常に、レガシーなデバイスを捨て去り、新たなデバイスを作ってきた。
最初にUSBをポピュラーにしたのは、初代iMacだった。
ADBポートを捨て去り、SCSIインタフェース、RS-422シリアルポートを捨て去り、
そしてフロッピーディスクドライブまで捨て去ってしまったのだ。
USBは現在においては、デファクトスタンダードとなっている。
そして、Appleは、いつしか、MFi Programという、『Made for iPhone』と自社製品へのペリフェラルすべてに、課金できるプログラムを開発した。
『MFi認証』製品でないと、うまく作動したり、充電はできるが操作ができないなど、独自のチップセットによるデバイス認証で、完全にアウトローなサードパーティー製品の締め出しと、MFi Program製品による『ライセンシー』という金の卵を発明したからだ。
今度の新型 EarPodsや、Lightning直結ヘッドフォンのMFi Programでさらなる、既存の3.5mmジャックのヘッドフォン機器市場の間に、Appleの税関の関所を取り付けることができるのだ。
音質の為、技術の為にレガシーを捨て去ることは多いに賛成だ。しかし、3.5mmジャックのヘッドフォンをすべてないがしろにし、新たなApple専用のヘッドフォンを作らなければならないメーカーは、Apple傘下の、Beats by Dr.Dreだけでよいと思う。
しかし、考え方によっては何らかのEarPods技術によって、3.5mmジャックのヘッドフォンすべてが、高音質でワイヤレス化できるのならば、それはそれでありだろう。
当然、今までのLightningの機器にもとりつけることができると新たな、3.5mmジャック ヘッドフォンインタフェースという市場が生まれることだろう。
アップル、新型 EarPods の特許
無線でも有線でもリスニング可能なケーブル分離型イヤホン
http://japanese.engadget.com/2016/03/02/earpods/
もしくは Lightning直結ヘッドフォン も考えられる。
❏ウォズニアック氏はオーストラリアの経済誌Australian Financial Reviewのインタビューに対して、iPhoneのイヤホンジャック廃止について気が乗らないと答えています。「もしも3.5mmのイヤホンジャックがなくなったら、多くの人を怒らせるだろう。私はBluetoothを使ってない……無線が好きじゃないんだ。❏車に乗ってるとき、Bluetoothを通すと、どうにも音が薄っぺらく聞こえてね」「耳に合わせた特注イヤフォン」を使っているウォズニアック氏は、他のユーザーと同じようにアダプタを付けて現在のイヤフォンを使い続けるつもりだと言います。
❏次期iPhoneにはLightning-3.5mm変換アダプターが付属すると噂されていますが、現時点では確定的ではありません。もっともウォズニアック氏は無線化を一概に否定するわけではなく、
❏「もしもより広帯域で音質の良いBluetooth2があれば、よりリアルな音楽が聞けるだろう」と今後に含みをもたせ、「アップルは良い未来に向かっているし、自分もそれについていく」と同社の方針を全体的には肯定しています。と言いながら、Googleやサムスン端末が採用しているUSB Type-Cポートをアップルも(Lightning端子に代えて)用いるようにとアドバイス。
❏「私のお気に入りのAndroid端末の一つ、Nexus 5Xも採用しているが、思ったより高いレベルにある」と意見を述べています。ウォズニアック氏はアップルのご意見番として知られ、直接的でなくてもメディアを通じてたびたび苦言を呈しています。ただ、まだ現在もアップルの肩書きなし社員であることに誇りを持っており、基本的には同社の方針には肯定的です。
情報源: アップル共同創業者ウォズニアック氏がiPhone 7のイヤフォンジャック廃止に否定的意見 – Engadget Japanese