DeLonghiデロンギの全自動コーヒーマシンを愛用し続けている。なんといっても、このマシンがないところで、エスプレッソでカフェラテを飲もうとするととても大変だ。
特に、出張先で朝の目覚めと共に、香り高い挽きたてのエスプレッソで脳に刺激を与えたい時など、エスプレッソマシーンがあったとしても、自分で粉を入れてタンパーでセットしてからというタイプのものが多い。
全自動でなければ…無駄になる人生の時間
難点は、すでに挽いてあるコーヒーから、注意ぶかくセットしてタンパーで整える作業だ。慣れれば、それは、なんてこともないのだが、それでも物理的に人間が手間をかけないと成立しない工程がいくつかある。その工程があるのとないのとでは大きな差につながる。
1.コーヒー豆の袋からコーヒーをタンパーにセットする。
2.タンパーに収まるように慎重に、こぼれないように、セットする。当然、溢れるので、こぼれた粉を清掃する手間が発生する。
3.エスプレッソマシンのスイッチを入れる。
つまり、1.2.の工程で、毎朝、いやコーヒーを毎回、煎れようとすると、3分間はロスしてしまうのだ。
1日に3杯飲む人ならば、9分はコーヒーをセットするための時間を要してしまうのだ。
お湯を沸かす直火タイプだと、毎回、さらに5分は時間を要してしまう。
はっきりいって、この時間の積み重ねは、残りの人生の時間を福利計算で計算すると、いろんな技能や知識を新しく習得できる時間を相当無駄にしている。
1日に10分ということは、一週間で、70分。一ヶ月で280分となる。つまり、月に4.6時間も別のことに費やすことができる。
時給1000円の人でも、毎月4600円だ。そう考えると、5万円弱で買える全自動は、10ヶ月の一年弱で原価償却できてしまう。
5万円を高いと思って1万円くらいの、マシンを買ってしまうと、1日に3杯飲むだけで、毎日10分間の時間を損するのだ。毎月、4600円の機会損失で、結果として、高いマシンとなってしまう。
『時間を金で買える全自動コーヒーマシン』
まさに、全自動のエスプレッソマシンは誰もが可能な、『時間を金で買う』ことができる選択なのだ。しかし、全自動を選ばなかったことを後悔する人は少ない。それは、全自動を体験したことがない人にはその恩恵が感じられないからだ。一度でも全自動を体験してしまうともう、全自動以外のコーヒーメーカーなんて一生涯買おうなんて思わなくなるはずだ。
今回、検討しているのが、デロンギの後継モデルの『ESAM03110S』だ。
長年、ESAM1000SJをすすめてきたが、これからは、騒音も静かになった新型だろう。