5歳児にファインダーカメラを渡してみたら…見事にカメラ猿に変身した理由 LUMIX DMC-G3


スマートフォンのカメラアプリで十分にきれいな写真が撮影される。

もはや現在の『写真』は、紙焼きというアウトプットすら、必要としない撮影したものをディスプレイで瞬間的に視る行為のことを言う。

しかし、『撮影』という行為は、スマホのディスプレイを触って、シャッターが切れるようになっておもしろくもなんともなくなってしまった。やはり、目をファインダーに押し当て、脇をしめ、シャッターを右手の人差し指にかけ、半押しで、ピントと光度を選び、画角を決めた瞬間に、押し込んで、時の瞬間を刈り取るのが『撮影』だと思う。

しかし、これは、カメラという『写真機』に接してから、半世紀以上のメディア経験値があるからこその、考え方であり、最初からスマートフォンが『写真機』である世代には、まったく関係のないハナシかと思っていた。

しかし、親戚の5才児に、LUMIX DMC G3 20mm f1.7 パンケーキ を手渡してみたところ、光学ファインダーから見える構図とシャッターを押した後の結果のプレビューの面白さに見事にハマったようだ。

まるで、お猿さんのように、シャッターを切り続ける。おそらくぶれた残像も片眼で覗き込むファインダーだと面白い効果に鳴るのだろう…。

そう、片眼をつぶり、ファインダー越しに見える、20mmのレンズの世界は、自然な人間の視界と比較すると限りなく狭く、フレームに縁取られた集中された世界になる。スマホのディスプレイで垣間見る世界ではなく、片眼で見える全ての視界は、人間にまったく別の視界の世界を提供してくれる。これが、撮影という行為の楽しさなのだ。
それが、5才児でもわかる『撮影』の楽しさの理由なのだ。

画素数でも性能でもない。人類が、覗き見るという行為で非日常な視野を眺めるのが『写真機』の世界だ。この悦楽を、子供でも理解できることがよくわかった…。

シャッターを切った瞬間、一瞬ブラックアウトし、その後のプレビューがすぐに反映する。撮れた結果がファインダーで確認できる。

5歳児はこのカメラを欲しがったが…。ボクのお気に入りなのであげられなかった…。

むしろ、小さなこども用のファインダーカメラ市場ってあるのではないだろうか?

子供用の本格的な一眼ファインダーカメラ。

画素数などではなくシャッター音とかレンズのワイド側などを誇張するなど…。やはり、今のスマホのカメラ撮影では、撮影の愉しみは継承できないと感じた。

スマホでは撮影できないような幻想的な写真のオンパレードだ!

LUMIX DMC-G3
タイプ : ミラーレス 画素数:1668万画素(総画素)/1600万画素(有効画素) 撮像素子:フォーサーズ/4/3型/LiveMOS 連写撮影:20コマ/秒 重量:336g

Panasonic 単焦点 広角パンケーキレンズ マイクロフォーサーズ 20mm/F1.7

LUMIX DMC-G3 今でも普通に現役で大活躍! 2017年3月7日

ニコンDfだったらどんな写真を撮るのかなぁ… 2013年の発売なのか…
発売日:2013年11月28日 [my-age birthday=”20131128″]年前
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