ホフディラン ワタナベイビー 小宮山雄飛の二人に+BEST3(キタダマキ、タナカゲンショウ、ホリウチジュンヤ)を迎えてのバンドセット。
ホフディランのライブに行ってきた!
久しぶりのホフのLIVE
本当にホフの曲って、ほんわかとシアワセな気分になれる。知らない曲でも、どこか知っている感がなぜか漂う。ホフの曲全般に言えることだけど、すんなり知らない楽曲でさえも自然に聞こえてくる。
まだレコーディングしてもいない曲が今回のメインだ。
しかし、どの曲も、すんなりと、入ってくる。 しかもどこか懐かしいから不思議な感覚だ。
最近の音楽業界のツアーもそうだが、新譜を販売してそのプロモーションを兼ねてのツアーという動きが、先にツアーで発表し、その後にレコーディングという新たな動きに変わってきている。
Mr.Childrenのツアーもそうだった。
ホフディランの場合は、等身大とか、代弁者とか、大それた感覚でなく、とてつもなくポップで、キッチュで、どこかコミカルなのだ。
小宮山雄飛のノンビブラートの素直な声に、特徴のあるワタナベイビーの声
この二人のハモリを聞くだけで、ホフ独自の音楽感が広がる。「ゆず」とも「コブクロ」のハモリともまったく違う響きだ。巧いとか上手とかではなく、ホフならではのストレートでどことなく、コミカルなのだ。なんとなく、赤塚不二夫の漫画に出てきそうな音楽なのだ。どこにも悲しい感じがしない。ただ、その裏にはとてつもない悲しさを笑いで吹き飛ばしている。
ホフディランの声質はまったく似ていないのだが、ユウヒの高音域になると、ワタナベイビーの独特の声が、とてつもなく似てくる。そう、これは、ジョンとポールの声域の周波数に似ていると感じた。
ジョンはワタナベイビーで、ポールはユウヒだ。パートは逆だが、ハモリの空気感がそう聞こえる。
ホフディラン+BEST3
ホフディランをサポートするメンバーもよかった!
ギターのリッケンバッカーもホフのサウンドにマッチしていた。ソロをもう少し聞きたい気もしたが、楽曲的にはとても、まとまっていた。
特筆はリズムセクションだ。
ベースのグルーブも、手数、音数が多いにも関わらず、しっかりと音を落ち着かせている。
ドラムの田中元尚は、サージェント・ペパーズの頃のリンゴ・スターを彷彿させるドラミングだ。
単にリズムを刻んでいくのではなく、心地よい円運動を促すドラマーなのだ。どこまでもこのリズムに身を委ねていたいと思わせるビートなのだ。
なかなか、この円運動を聴かせてくれるドラマーがいないだけに、貴重だ。
そこにベースがしっかりとのっかっている。
4月1日のライブも予定され、来年2016年のデビュー20周年を控えて、武道館でのLIVEが計画されている。