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iPhoneがうらやむ“ガラパゴス”日本

日経ビジネスオンライン「iPhoneがうらやむ“ガラパゴス”日本」で、ARPU(Average Revenue Per User=加入者一人当たりの月間平均収入)の引用があった。

日本の携帯市場の通信料金遷移は「ガラパゴス型」ではないということ。
世界全体で、データ通信にシフトしてきているうようだ。

2008年3月期
NTTドコモ 通信ARPU6360円 データ通信ARPU2200円(34%)
2009年3月期予想
NTTドコモ 通信ARPU5640円 データ通信ARPU2360円(41%)+7%

2008年 QY1
米AT&Tモビリティ  通信ARPU$50.18  データ通信ARPU$1078 (21.5%) +9%
米ベライゾン・ワイヤレス 通信ARPU$39.46 データ通信ARPU$11.94(30.2%)+33.4%

2007年、英ボーダフォンも2006年末からデータ通信が急速に伸び、音声通信量に追いつかんとする勢いと発表。
(※金額は文章中から計算)

APRUだけで見ていくと、データ通信費にしか携帯キャリアとしての生き残りはないという見方もできそう。

また、今回の3G iPhone発表にともない、米AT&TモビリティはiPhone 3Gの発表に合わせ、アップルとのレベニュー・シェア型のモデルを終了すると発表。これまでのビジネスモデルを変換。
端末を安く、すこしARPUを高く、そして長く使ってもらうというモデルだ。

日本のガラパゴス型の端末販売奨励金制度が、「iPhone 3Gの端末販売奨励金は500ドル近いのでは」と言われるガラパゴス化が米国で3G普及のために使われようとしている。

 実はこの3Gの普及のさせ方、つまり
(1)端末販売奨励金を積み増して、
(2)端末価格を安くし、
(3)通信料金を高止まりさせて、
(4)長期で利益を得る、
というビジネスモデルは、日本が3Gを普及させた際のビジネスモデルと同じであり、日本の携帯電話市場を“ガラパゴス”へと導いた要因の1つでもある。唯一の違いは、変化を導いたのは日本の場合は携帯電話事業者だったが、米国の場合はアップルだということだ。


なるほど、となれば、日本の通信業界のガラパゴス化は世界の先進事例だったのかもしれない。
最近は、本当のガラパゴス諸島観光汚染化によって、ガラパゴス化できなくなってしまっているそうだ。