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災害時におけるIT活用に必要な事

http://www.uniadex.co.jp/nextalk/special/sp2005_11.html
ユニアデックス「KANDAのITナンダ?カンダ?(連載12回目)」

                  インドネシア・バリ島のテロから1週間後に現場に居た。2年前のナイトクラブでのテロではなく、夕食時に普通のレストランで起きたテロだった。しかも繁華街である。

                  


光客の多い地域だから、ジャカルタよりもバリの方が狙われる。しかし1週間も経過すると、テロ現場のレストランにはバリケードがなされているが、付近の
ショップはもうしっかりと通常営業していた。日本のHISだけが閉店されていたのが印象的だった。バリなどの観光地では、テロそのものよりも、テロを恐れ
て観光客がいなくなることの方が深刻な問題なのである。また、テロに過剰に反応しすぎるのも、テロ行為の目的の1つなので慎重になりたい。メディアも、事
故現場ばかりでなく、安全な付近も報道する義務があることだろう。

現在、高級なレストランやホテルでは厳重なボディチェックが実施され、安いレストランや安ホテルではノーチェックとなる。ボディチェックを何回か繰り返し
体験することにより、テロの脅威よりも「ボディチェックされない場所にいる」ことの方に不安を感じている自分に気づいた。そのうち、ボディチェックそのも
のが「高級感」であると認識されるのも時間の問題なのかもしれない。守られていないことの不安をついつい払拭したくなってしまう。

                  現在、渡航国の安全性を確かめるには、外務省の海外安全ホームページがある。外務省では、4つのレベルで渡航勧告が用意されている。
                  http://www.pubanzen.mofa.go.jp/
                  
                  レベル1 「十分注意して下さい」
                  レベル2 「渡航の是非を検討して下さい」
                  レベル3 「渡航の延期をおすすめします」
                  レベル4 「退避を勧告します。渡航は延期して下さい」
                  
現在バリ島は、レベル1「十分注意して下さい」である。スマトラ沖大地震の被害のナングル・アチェ・ダルサラムは、レベル3の「渡航の延期をおすすめしま
す」となっている。10年前であれば、このように個人が外務省に対して、渡航国の安全性を客観的に確認する術がなかった。実際に勧告がでていないから絶対
に安全だ、ということはないが、一応の目安としては使えるだろう。また、その地域の情報が常に集約されているので便利である。実際、企業の出張などではレ
ベル1になるとビジネスとして出張できない会社が多く、多大な損失が生まれている。しかし社会情勢はまだ事前に判断しやすいが、自然災害の場合は世界のど
こにいても条件は同じなのかもしれない。

続く