NewsPicksの記事より。
本田圭佑選手は、サッカースクール、「ソルティーロ http://soltilo.com/ 」の経営者でもあった。
それは、「年齢を考えると、次の次のW杯はない。この4年に集中したい。」との言葉にあらわれている。
そうだ、サッカー選手の寿命は女性のファッションモデルとも共通しているだろう。寿命が短いのだ。さらに、パリコレは毎年あるが、W杯は4年に一度しかない。W杯をたった3回経験するだけで、12年も費やしてしまう。
本田圭佑(1986年生まれ[my-age birthday=”19860613″]歳)の選手活動は、きっとあと4年間なのだろう。
そして32歳になった彼は次の目標、つまり、ビジネスとしてのゴールをすでに決めている。
彼の目標とは、夢とか希望ではない点がいつもすばらしい。
必ず、期日と数値目標を決めていることだ。期日と数値目標が決まれば、それに到達するためには、今期は、今月は、今週は、今日は、そして、今なにをやるべきか?の順序づけまでが決まる。当然、なんでもできるではなく最短でゴールをめざすための取捨選択という考え方が走りだすのだろう。
だからこそ、選手活動を行いながらも、
「2018年ロシアW杯までに300校という目標を打ち出していて、さらにその先には世界的なビッグクラブの創設」というコミットメントが現れ、さらにそこからが、オーバー30となった本田圭佑の本来の人生が登場するのだろう。
「サッカーは人生のウォーミングアップ」なのだそうだ
「スティーブ・ジョブズや孫正義さんといった人たちも、それぞれ自分のスペシャルなところを生かして、その地位まで行ったんだと思う。ジョブスや孫さんのようになりたいわけではないけれど、自分も20年後に若い選手たちからそうやって見てもらえるような存在になっていたら嬉しい」
本田は自分のことを「凡人」と語っている。誰も凡人とは思わないが、世界の有名プレイヤーたちと比較した場合は凡人と自己分析する。だからこそ、自分の強みを最大限に活かし、凡人が負けないためにはどうするべきなのかのソリューションを持っている。
そのための努力も衝突も惜しまない。目上の人だろうが監督だろうが、本気の本田とやりあうには、面倒くさいくらいだと思う(笑)。
本田圭佑=努力の人であることは間違いがない。そして、ここまで自分を信じ切れる男もそうはいない。
それは小学生の頃から、まったくブレていない。まるで孫正義といっしょだ。
本田圭佑の小6時の作文「将来の夢」が具体的かつ数値目標が明確すぎる!
本田圭佑はサッカー選手としてACミランと日本代表でプレーする傍ら、サッカースクールを経営する「経営者」としての顔がある。2012年にスタートした『ソルティーロ』はわずか2年半で30校を超え、驚くべきスピードで拡大し続けている。
――2018年ロシアW杯までに300校という目標を打ち出していて、さらにその先には世界的なビッグクラブの創設を考えていると聞いている。そういうゴールから逆算すると、このスピードじゃないと間に合わないと。
本田:「むしろ常に理想には追いついてない、という感覚はあるけどね。それは経営面でも」
ここで本田がロビーで足を止めて、「ずっと言っておきたいことがあった」と切り出した。
本田:「サッカースクールについて1度言っておきたかったことがあって。自分がやっているのは、普通のサッカー選手がやっているサッカースクールの関わり合いと、多分、違うと思うのね」
――というと?
本田:「おそらく『名前を貸しているだけ』とか、『フランチャイズでやっている』と思っている人が多いと思うんですよ。俺はお金だけちょっともらって、と思っている人が多いと思う。けど、そうじゃないからね」
――確かに練習メニューまで、本田君本人が考えているそうだね。
本田:「いろんなことにこだわってやっているし、真剣なプロジェクトとしてやっていて、ビジョンにこだわってやっているわけで。逆に聞きたいけど、サッカースクールって儲かると思っている?」
――儲から……ない?
本田:「だって収入は何? 選手の月謝。それ以外にないよね。どうやって儲かるの。月謝ナンボ取るの」
――月謝には相場があって、『ソルティーロ』より高いところはいくらでもある。
本田:「しかも何十人に給料を払っているの。それぞれのスクールに常駐しているコーチは1人じゃないよ。コートは自前じゃないよ。まあ、稼いでるふうに思われるのも、ちょっとシャクやなと思っていたんで。お金のためにやっていると思われたら、たまったものではないから」
――そこは誤解されがちかもしれない。ビジネスという意味では。
本田:「お金のためにやっているのはCMやん。当然、ビジネスでしょ。そこはきれいごとではないと思う。むしろそういうもので得たお金を、スクールに投下しているよね。で、みんなが興味あるのは、なんのためにそれをするの? ということだよね」
引用元: (20) NewsPicks.