テイラー・スイフトになるメイク術
見事にテイラー・スイフトに全く似ていない韓国女性がテイラースイフト化していく…。
ここまでのメイクはしていないくても、大半の女性は今日もまた鏡の前で格闘してきたはずだ…。
その労力と時間と費用はオトコには想像もつかないものだろう。
本来、メイクは男性がするものだった。中世の貴族の時代までは。
それは、メスが体格や健康でオスを子孫のことを考えて選択していた名残りだ。
男性の貴族は、資金だけでなくより良い遺伝子を持つことを証明するために、色白にして、付けぼくろで良質の遺伝子を女性にアピールした。
しかし、女性が男性に遺伝子を求めるよりも、資金力や家柄を求め始めたことによって、男性のメイクは廃れ、女性が男性にアピールするためにメイクを始めた。
さらに、そのメイクは男性の為にあるだけでなく、仲間や社会に対してや、さらに自分自身のメイクへと進化しはじめた。
毎日のルーティーンとしてのメイク。肌や皮膚に負担をかけてまで、毎日数十分の儀式の為に鏡に向かう。
人生の間、鏡に向かっている時間は、明確に男性と女性では異なる。
メイク道具にかける時間と金と情報力も数段に違う。
また、鏡を見ながら、メイクを施す日々の訓練。鏡越しのキャンバスに色を描くという意味では、レオナルド・ダ・ヴィンチ逆さ文字にも匹敵することだろう。
もし、これが、自分の顔ではなくキャンバスだったら、何千万人もの有能な画家を生み出してきたことだろう。
さらに、社会が株価が、国際情勢が、どう変化しようが、今日のコーディネイトのほうが重要で一大事だ。
ここまでして、自分に向き合ってきている女性の時間。
何も自分に向き合っていないで楽をしている男性が食事をごちそうするくらいは当たり前だ。
しかし、いざ自分の子供ができた瞬間に、女性のスイッチは自分よりも子供へと完全にスイッチする。
段取りがよくなり、パラレルで仕事、家事をこなし、料理がうまくなる。
今度は、男以上に自分に向き合わなくなる…。化粧はいつのまにか、最低限となる。
欠点を隠すメイクだけになる。
男性のライフスタイルは、独身でも所帯を持っても、仕事が変わらなければ、リタイアするまでほぼ同じ。しかし、女性のライフスタイルは3年もあれば、ガラリとすべてが変わる。
2年か3年で今つきあっている男を見直す勇気は常に必要だ。
メイクで対峙している自分以上につきあっているオトコの未来を感じ取ることだ。失った時間は二度とは戻らない。メイクで時を隠すこともできないからだ。