PayPal ペイパルの日本向けの新戦略!外資系企業のジレンマとユーザーエクスペリエンス



AMNの招待で、ペイパルのセミナー参加!

PayPalの日本がようやく本格的にうごきだしてくれた証拠だ!

とにかく、いろいろ伝えたいこともあるので表参道へ向かった。

 

 あらためて看板を見て、そうかPayPalってeBayなんだ!と思った。

eBayがYahoo!ジャパンよりも、オークションを早く開始していたら、日本のネットの歴史は変わっていたはずだろう。

ここに、skype の文字がないのも、寂しいばかりだ…。

 

 まずは市場概要の説明から…。

この直後に、アクティブアカウントは1億を突破している。

 

日本のユーザーが海外サイトから購入しているのは
H19(2007)からH21(2009)でなんと2倍にも増えている(そろそろ平成表記勘弁して欲しい…グローバル化できない要因のひとつだ)。

 なぜ、2倍になるかというと…そりゃそうだ!

現在の為替レートでは米ドルが1ドルあたり 80円!

激安セール中といっても過言ではない! できれば100円くらいでドルと円を固定にしてもらいたいと思うけど、この安い時代に、米国からモノを買わない手はないと思う!

 

 そこで、登場したのが、このサービス!!!

 BuyForMe と  ShopForMe サービス!

こんなサービスをやっていたんだ。全く知らなかった。

アメリカから日本へ送ってくれるというサービスだ!

それもそう、別URLで紹介されている。

http://www.hopshopgo.com/

ホップショップゴーというサービスのバイフォーミー と ショップフォーミーだ。

さて、ここから整理していかないとこんがらがる…。

このサービスはスゴクいいのに名前で完全に損している。

まず、ペイパルジャパンの

http://www.paypal.jp/jp から、ホップショップゴーへのリンクがない…。

そりゃ、いろんな企業の事情があるだろうけど、ユーザーの不便を解消できていないのが、残念すぎる。

ぜひ、アジア地区担当役員にこのブログのGoogle自動翻訳バージョンを見せてあげてほしい…。

ホップショップゴーのいい所は!

とあるが… 一番の良いところは、海外サイトから日本向けへの決済と発送ができるところだ!

そう、発送まで可能になったところがいい!

しかも、日本に発送していないサービスもホップショップゴーの米国の住所を使って発送できる点がいい!

こりゃ、いいことだらけのように聞こえるが、さて、ここからがややこしい。

この2つのサービスの違いがよくわからない???

 

まず、BuyForMeは、アメリカから日本向けへ直送してくれるサービスだ。

手数料は10%だ。国際発送料と燃油サーチャージもかかる

http://www.hopshopgo.com/jp/help-rates-buyforme.do?l=ja&c=JP

 

そして、シップフォーミーは、手数料がかからない。アメリカのコロラドの住所あてに送ってもらうといういわば、「国際私書箱」的なサービスだ。そこからはDHL

 

http://www.hopshopgo.com/jp/help-rates-shipforme.do?l=ja&c=JP

 

問題点は3つ。

【1】 サービスの差がわからない!

当然、手数料のかからないシップフォーミーをチョイスしたいのだが、そのサービスの差が非常にわかりにくい。

バイフォーミーは「ご自宅おまかせダイレクトサービス」

シップフォーミーは「アメリカ住所ご利用サービス」

とかに変えたほうがいいのでは?

 

【2】 送料がわからない!

日本への送料がオレゴンにある倉庫に到着してからでないと、日本への送料はなんと!わからない。DHLが宅配してくれるので、DHLの料金で送料を想像しておく必要がある。

しかし、

http://www.dhl.co.jp

でも送料がわからない!! まるで犬のおまわりさん状態だ。

ここは、PayPal側でDHLとうまくやっていただいて、送料を表記できるようにしてもらいたいものだ。せっかくの1ドルあたり80円でも、送料が高ければ、外国で買う意味がないからだ。

 

【3】 関税がわからない!

これを全部読んでからなんて、大変すぎる…

http://www.customs.go.jp/tariff/2011_4/index.htm

関税のかからない製品だけでもオススメしてほしい…

 

…とまあ、こんな大変だから二の足を踏んでいては、損かも。

日本では買えないものが買えるというだけでもメリットはありそうなので、話のネタにも何か買ってみようと思うけど、今ひとつ欲しいものがない…。うーん。

米国のiTunseカードくらいかも?しかし、それも叙々に国内で活用しずらくなってきている。違法となるからだ。そもそも、音楽に国境を作ったことがおかしい!とあえてネットワーク時代に問いたい。

 

実際にサービスを利用した yumiking diary のyumikingさんの経験談

 http://yumiking.xii.jp/diary/archives/003124.html

yumikingさんもうまくいかなかったようだ。

頑張れ PayPal !!

いろいろ伺うと、どうしても、アジアはシンガポールが拠点らしく、日本はそのオペレーション下でやるしかないという外資系企業特有のジレンマをかかえている。

日本人は、アジアの中でも、サービスの中に、英語がすこしでも混ざると、購入しないという特殊な人種だということをもっとアピールしなければならない。

日本は、世界が思うアジア圏ではない。 日本語圏という特殊なマーケットであると説明すべきだろう。

アジアの中で、英語が通じない国、日本。

とくにインターネットサービスでは、英語圏の発想のままではうまくいかない。

それはeBayが一番よく知っているはずなのだが…?

 

 


    
 

 



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