不正軽油ではなく、ビールに対する発泡酒として考えられないだろうか?

Toshiaki Kanda 2008年01月18日 金曜日
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WBSで「不正軽油」を使う運送業者が絶えないという興味ぶかいレポートが放送された。
軽油価格は5年前の81円から130円と7割近くも価格が上昇している。
しかし、軽油1リットル130円のうち32円10銭の税金が事前に納税されている。
不正軽油利用者が増えるのは、エンジンに負担を与えるとされているが、税金の安い灯油やA重油であっても、軽油で走る車は走るそうだ。

それらの軽油よりも安い軽油相当の油で走られては税金が徴収できないから、安い灯油やA重油、それらを混ぜて走るのが「不正軽油」と呼ばれるそうだ。しかし、何かがおかしい気がする。徴税と走る燃料のクオリティは別問題ではないだろうか?

運送業者が安い軽油を求めて、灯油やA重油の特性であるクマリン(不正軽油の検出・摘発を容易にするため、A重油や灯油には識別剤としてクマリンがわざわざ添加されている)という物質を除く業者が乱売していることが問題となっているそうだ。さらに粗悪品が出回るなどの問題が発生している。
いっそのこと、不正軽油ではなく、税率の安い灯油やA重油を自動車用には、ビールに対する発泡酒のような税率を作れないものだろうか?。物流業者は、ものを運びたいのだ。そこで、燃料高騰に対して、コストパフォーマンスの高い代替燃料を求めるのは自然の性である。
これを、職員が摘発などで人件費をかけて対応している姿が不思議でならない。ガソリン税は、地方自治体にとっての貴重な財源かもしれないが、何のための税金かを今いちど再確認する必要がありそうだ。少なくとも、会社が運営できなくなるまで税金をかけてしまうなんてことは、いまや借金取りでさえやらないことだ。
本当は、企業の利益からも税金を取りながらも、燃料からも税金を源泉徴収のように事前にとっている二重取りがまかりとおっていることがおかしい。しかも、その税金の使われ方が、まったく納税者にはわからない。すべての予算を領収証をつけてPDFで公開すべきなのである。
そして、もっと国民そのものが税金の使われ方に対してきびしい目を持つべきなのではないだろうか?
自分の払った税金はどこに行って、どう消えているのか?社保庁のずさんな管理がこれだけ露見しているのだから、もっとずさんなことが税金で行われていることは、わかるはずだ。問題がなければすべて公開すればいいのである。問題があるから公開ができないということが問題だ。

また最近、ガソリンの暫定税率が、30年もの間、暫定と言われたままであったことも最近のニュースで話題になっている。今回、民主党が期限切れ案を通すと、ガソリンが25円も安くなるという。この案を通すと、かなり民主党にとっては、有意義な選挙プロモーションの事前活動となることだろう。これぞ、野党だからこそできる政策だ。今度、与党側になった時にどれだけこの改革が維持できるかにかかっているが、一度、今の現状をあらためてゼロベースで国民に認識させるにはとてもいい機会となるだろう。

株価の低下、オイルの原油高、穀物の上昇、サブプライムローンの余波、だんだんとアメリカや諸外国の問題がじわじわと日本に渡ってきた。
ブッシュ共和党政権への中近東諸国の反発、人間の食物よりも、車の餌のほうがビジネスになるということでのバイオエタノール政策、誰もが借りた金で作った家を担保にローンの組み換えができるなどのサブプライムローンなどの諸政策の問題が露呈している状況ではないだろうか?

すでに諸外国の政治に干渉しなければ、自国の利益さえも守れない時代にもなりつつある。

Category: politics
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Toshiaki Kanda