「ポッドキャスト」がこの夏ブレイクの予感!

Toshiaki Kanda 2005年07月08日 金曜日
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2005年7月1日に「iTunes」の「4.9」のバージョンが全世界で一斉に公開された(日本語Windows版も含めて)。ネットでの世界公開というのは少々語弊があるかもしれないが、今回はあえて、世界のインディペンデントなラジオ局を一斉に簡単に聞くことができる記念すべき日を讃えてこう表現したい。

 そもそも、「PodCast(ポッドキャスト)」って何だろうか?アップル社の音楽を再生するプレーヤー「iPod」などの音楽プレイヤーに向けて、音声放送(デジタルファイル)をキャスティングするという意味で使われているコトバだ。購読する設定をしておけば、自分のパソコンが、更新された情報を勝手にダウンロードし、自動的に再生してくれるのだ。実際に使用していると、まるでラジオのようにさえ感じてくる。しかも、接続しているiPodがあれば、自動的にコピーをしてくれ、外出時に持ち歩くことができる。

 日本ではiPodなどの音楽プレイヤーでは、音楽を聞くのが、一般的ではあるが、海外では、本を朗読したオーディオブックなども広く普及しているため、「ポッドキャスト」は、オーディオブックを聞くように、ラジオのニュースや、テレビ局の音声ニュース、インディペンデントな個人放送局番組など音楽以外のコンテンツをダウンロードしてから、聞くというスタイルが「ポッドキャスト」として定着してきた。

 通勤時に音楽を聴いていた時間を、ニュース番組やビジネス情報、英語のニュース、個人放送を聞くなどで新たな移動時間を楽しめるのが、PodCasiting(ポッドキャスティング)の醍醐味のひとつだ。日本では、「デジオ宇宙」や、ライブドアネットラジオ/ねとらじなどがあり、軽快なジョッキーよりも、ボソボソとつぶやき系のプライベートな番組でひしめいている。意外にもプロのしゃべりよりも、なごめるので不思議だ。

 ボクが好きなのは、台所から料理をしながら放送している「デジオセクシー地帯」だ。日々、台所で料理をしながら、一人でつぶやいている放送局だ。お米をとぐ音や包丁の音など、妙に親近感を抱かせる放送局だ。(http://easy.dedio.jp/home/tanada/)パソコンに向かって仕事をしながらも、耳は空いているので、好きな番組を聴きながら仕事ができるので、ブロードバンドの映像コンテンツよりも聴視時間は伸びてくることだろう。かつての受験勉強の時の深夜放送を聴く感覚に似ている。

 今までは、アップル社の提供するiTunesだけでは「ポッドキャスト」を利用することができず、「iPodder」などの更新情報をチェックするためのソフトが必要であったが、今回のiTunes4.9のバージョンにより、完全にサポートし、「ポッドキャスティング」というカテゴリーまで登場した。さらに、アップルの運営する世界最大のデジタルミュージックサイトである、「ミュージックストア(現在は海外版のみ)」にも「ポッドキャスト」のカテゴリーが生まれ、こちらから無料で購読するというスタイルで流通がはじまった。たったの2日間でポッドキャスト購読数はすでに 100万を超えたという。(http://www.apple.com/pr/library/2005/jun/30podcast.html

2004年には84万人 だった米ポッドキャスト利用者数は、2010年には5600万人さらに、 携帯音楽プレイヤー所有者全体に占めるポッドキャスト利用者は、2004年時点では15%未満だったが、2010年にはこれが75% というが、iTunesにPodCast標準搭載ということで、iTunesのユーザーすべてが利用者ということになってくるだろう。http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20085127,00.htm

 新機能に「Publish a PodCast」が登場し、自分のポッドキャスト放送を「ミュージックストア」に登録する機能が誕生した。これは、音楽業界やラジオ業界にとって、いずれ脅威になるであろう。素人やインディペンデントな個人放送局が、世界で一番売れているプラットフォーム上で展開されるからだ。地球の裏側で起きている事件ではなく、隣や知人の間で起きた珍事やニュースがこれからは、携帯電話でしゃべってそのまま放送ということを誰もができる時代になりゆくからだ。

 さらに、ポッドキャスティングのビジネスが動きはじめた傾向として、個人のポッドキャストに企業の広告を挿入したり、10秒以内ならば音楽を自由に使用できるようなライセンスが米国で認められようとしているからだ。こうなると、音楽知識豊富な音楽リスナーが10秒以内の楽曲を使って、専門音楽ポッドキャスト番組をつくれそうだ。ペットフード大手のPURINA社が、犬やネコの鳴き声のポッドキャストでダウンロードできるようにし、http: //www.purina.com/downloads/Podcast.aspx?DCMP=RAC-PUR-Podcasts&HQS=Home

映画の「蝋人形の館HOUSE OF WAX」のウエブサイトでは、パリス・ヒルトンがポッドキャストでキャスターになり宣伝しているhttp: //houseofwaxmovie.warnerbros.com/

バージンアトランティック航空は専用ソフトウエアやNY情報などを提供しはじめている。
http://virginatlantic.loudish.com/

 このように、企業がウエブを「目」ではなく、「耳」を対象に、新たなメッセージをラジオではなくポッドキャスティングで提供するというビジネスモデルもかなり普及しそうである。また、近日、日本の大手音楽企業も参入を計画しており、この夏はポッドキャトが暑くブレイクしそうだ。ちなみに、ボクのポッドキャストはこれだ。ぜひ、音声でもコラムを聞いていただきたい…。http://easy.dedio.jp/home/kanda/
http://easy.dedio.jp/home/dotbar/

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1261801/detail

Category: コラム
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Toshiaki Kanda