不都合な真実 An Inconvenient Truth

不都合な真実 が来年、日本でのロードショーがようやく決定した。

米国で話題になっていただけに、ようやくという感じがする。遅すぎです。もうすぐDVDも発売されるというのに…。

もしも、あの時、数票差で、いや大差で、アルバート・ゴア元副大統領がジョージ・ブッシュに勝っていたならば…おそらく、911の事件もなければ、アルカイダの無差別テロも、カトリーナの嵐も、北朝鮮の核実験もなかったのかもしれない(小泉政権もなかったかもしれないが…)。

このまま化石燃料とそのビジネスに関わる人たちが政治の中心にいるだけで、地球環境は枯渇のスピードを上げ続けるだろう。この映画はそれらの危険性を警鐘しているようだ。

不都合な真実「An convenient Truth」というタイトルのとおり、真実は実に不都合なことが多々あるようだ。特に政治と経済が一体化した世界では、「利権」が中枢におかれ、その妨げになるものは「悪の中枢」として、叩かれる運命にあるようだ。

希少価値となりつつある化石資源の奪い合い、さらにそれらで利権を蝕む人たちがいる以上、地球の健康はむしばまれていくだろう。自身の体のサプリメントやアンチエイジングに気をつかうように、地球にたいしてのサプリメントやアンチエイジングにも気を使うことが大事になってくることだろう。

地球の掟―文明と環境のバランスを求めて」というA.ゴアの書籍は、すでにロングテールの中に埋もれる本となっているが、ゴアの忠告する資源問題は何ら解決されていない。

中間選挙で米民主党が復活のきざしをみせはじめた。オールドエコノミーの発想のままのアメリカを、日本はなすまでもなく受け入れてしまう。そろそろ、米国だけで代表を選ぶだけでなく、米国在住以外の外国人が選ぶ米国大統領像があってもいいだろう。

むしろ、世界的、地球的、宇宙的な視点で、地球を代表するリーダーを選びだす必要がある。環境問題については、国レベルではなく、地球レベルで議論する必要がありそうだ。深化するグローバリズムを推進し、自国の利益だけを考慮するのではなく、地球全体の利益を考える組織がそろそろ必要な時代になりつつある。

もう手遅れかもしれないが、少しでも気づく人たちが増えることを願ってやまない。不都合な真実

http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002823 http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003057

1月20日(土)TOHOシネマズ六本木ヒルズほかにてロードショー 配給:UIP映画


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