【不祥事】朝日新聞「虚偽のメモ」 経過報告します]

Asahi002 【不祥事】朝日新聞「虚偽のメモ」 経過報告します
http://www.asahi.com/information/
に今回の朝日新聞の不祥事の掲載がある。
これだけの話題なので、せめて、http://www.asahi.com/ に掲載する必要はないのだろうか?

しかも、注目は「おわび」の章の文面だ。

「おわびするとともに〜削除します」。
たったの、それだけなんですか?

わざわざ、見出しに「おわび」と章立てしてそれだけでいいのだろうか?もっと、こんな時こそ多弁で謝罪する必要はないのだろうか?

「トラブル時の対応ほど、チャンスに変化することがある」のはビジネスの常識である。他の新聞やサイトのほうが詳しいのであれば、わざわざ、朝日のサイトに来る必要はないのではないだろうか?

反省するために、寡黙になる必要はないと思う。他に同じような記事の捏造体質があるのか?管理体制に問題がないのか?今回は、露呈しただけでなかったのか?

いろんな問いかけを社内に対して行う必要があるだろう。また、他紙も対岸の火事ではなく、二の舞にならない体質を自ら問うチャンスである。

社内調査部や、社外監査、コンプライアンス委員会など、新聞ジャーナリストとしての指標など、いろんな対策を練って、読者や業界内外での信頼回復と朝日ブランドを維持していく所存はないのだろうか?

社主は今回のことをどうお感じなのだろうか?

また、せっかくのWebサイトである。日時だけではなく、時間も明記してもらいたい。TVなどの報道と、それを受けての朝日の温度差を見比べたいので、ぜひ更新時間も掲載していただきたい。

新聞として、今回の捏造は致命的であるが、露呈しなかった過去の記事もぜひ、確認してみてほしい。

セグウェイで書類送検された男に電話一本でも取材を申し込んだ記者が朝日新聞には、いたのだろうか?

<em>おわび

 21日付朝刊2面の「郵政反対派 『第2新党』が浮上」と、22日付朝刊3面「追跡 政界流動『郵便局守れだけでは』」の記事の一部が、虚偽情報の報告に基づいて作成されていました。関係者、読者の皆様にご迷惑をおかけしたことをおわびするとともに、一連の記事で計5カ所、22日付朝刊は見出しも削除します。  削除するのは次の通りです。

 21日付朝刊の記事では、亀井静香・元自民党政調会長と田中康夫長野県知事の会談場所を「長野県内」とした部分。

 22日付朝刊の記事では、(1)亀井元政調会長と田中知事が会った場所を長野県とした部分(2)会談で田中知事が亀井氏に反論したとされた場面「田中氏はうなずかず、こう反論した。『亀井さんも、いろいろ大変かもしれないけど、郵便局を守れっていうだけでは選挙に負けますよ。サラリーマン増税反対とか、もっと言うことがあるでしょう』」(3)2人の会談を長野会談とした部分(4)田中知事が20日に「民主党だけでなくいろいろな政党に友人がいる」と周囲に漏らしていた――との4カ所です。
(2005/08/30)

</em>

「虚偽のメモ」

[詳細]と[経過報告]

「虚偽のメモ」で記者解雇 本紙、選挙で誤った記事

 朝日新聞記者が総選挙に絡んで取材をせずに虚偽のメモを作成して報告し、その内容を含んだ誤った記事が掲載されていた。朝日新聞社は29日、取材先や読者の信頼を著しく傷つけたとして、この記者を懲戒解雇にするとともに、東京本社編集局長を更迭するなど編集幹部も処分した。

 懲戒解雇処分にしたのは長野総局の西山卓記者(28)。取材報道の責任を問い、東京本社の木村伊量・編集局長と金本裕司・長野総局長を減給、更迭。持田周三・政治部長と脇阪嘉明・地域報道部長をそれぞれ譴責(けんせき)、曽我豪・政治部次長を戒告処分とした。さらに編集全体の責任を問い吉田慎一・常務取締役編集担当を役員報酬減額(10%、3カ月)処分とした。

 社内調査によると、問題の記事は、8月21日付朝刊2面に掲載された「郵政反対派 『第2新党』が浮上」と、22日付朝刊3面に掲載の「追跡 政界流動『郵便局守れだけでは』」。

 一連の記事では亀井静香・元自民党政調会長らによる新党設立の動きに絡み、田中康夫長野県知事が「新党日本」の党首に就任するまでの経緯などを紹介した。西山記者は20日、実際にはこの件について田中知事に直接取材していないにもかかわらず、取材したと総局長に虚偽報告。会談場所については推測で「長野県内」であるとメモを作り、亀井氏との会談での田中知事の発言はこれまでの知事の記者会見での発言などから引用して、勝手に作った発言をメモに記載して政治部の担当記者に渡した。

 田中知事からの指摘を受けて社内調査を進めていた。
(2005/08/30)

吉田慎一・朝日新聞社常務取締役(編集担当)の話

 実際の取材をせずに、あたかも取材をしたかのような報告メモをつくり、それが記事になるという、朝日新聞の信頼を揺るがす極めて深刻な事態が起きてしまいました。記者倫理に反する、決してあってはならないことであり、責任を重く受け止めています。田中康夫・長野県知事や亀井静香・元自民党政調会長ら関係者と読者のみなさんに深くおわび致します。こうしたことを二度と繰り返さないために特別チームを社内に立ち上げ、社を挙げて取材・報道の心構えや記者倫理のあり方を抜本的に再点検し、傷ついた信頼の回復のため具体策を早急にまとめて公表します。

問題の記事とその削除部分(下線太字部分)

■郵政反対派、「第2新党」が浮上(8月21日付朝刊2面)

 郵政民営化反対派で自民党に離党届を提出した荒井広幸参院議員らが、国民新党に続き、都市部の有権者からの支持を目指す「第2新党」を立ち上げる方向で検討していることが20日わかった。田中康夫長野県知事に党代表を務めてもらうよう打診しているという。(中略)

 亀井氏は今月中旬、長野県内で田中知事と会談。国民新党など反対派への協力を要請したとみられている。

■追跡 政界流動 「郵便局守れだけでは」(22日付朝刊3面)

 20日午後。田中康夫長野県知事を党首に担いだ都市型新党が今日にも結成される――。そんな情報が自民党執行部や首相官邸を駆け巡った。

 だが、この間、郵政民営化反対派の離合集散の渦中にいた旧亀井派の参院議員のひとりは首をひねった。「小林(興起前衆院議員)、荒井(広幸参院議員)両氏が田中新党で動いたのは知っているが……田中氏はOKしたのかねえ」

 話は1週間前にさかのぼる。

 今月13日。亀井静香・元自民党政調会長は長野県で田中氏に会った。

 当時、綿貫民輔元衆院議長をトップに担ぐ新党構想を進めていたが、小林、荒井両氏からは「綿貫さんがカオだと、都市部選挙はつらい」と言われていた。派閥総会に招いたことがある田中氏とは「反小泉」で意気投合していた。田中氏を代表に担げば反対派の大同団結が可能ではないか……。

 亀井氏はそう考えたが、田中氏はうなずかず、こう反論した。「亀井さんも、いろいろ大変かもしれないけど、郵便局を守れっていうだけでは選挙に負けますよ。サラリーマン増税反対とか、もっと言うことがあるでしょう」

 (略)

 綿貫氏を代表に「国民新党」が結成されたのは長野会談の4日後だった。(略)

 田中氏は20日、「民主党だけでなくいろいろな政党に友人がいる」と周囲に漏らしていた。

 第2新党の結成は21日にずれ込んだ。「結成宣言」は突然だった。(以下略)

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