「一身上の都合により」は都合じゃない

Toshiaki Kanda 2006年12月22日 金曜日
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一身上の都合により、自民党本間税調会長が辞任した。

なんだか、釈然としない。
一身上の都合とは、「家族以外の女性と同居していたことが露呈してしまい、党にこれ以上迷惑をかけるわけにはいかない」という明確な理由だろう。でもこれのどこが問題なのだろうか?

問題のひとつは、税調会長のプライベートなことをかばってやれない、安倍政権側だと思う。「職責を果たして信頼を回復してもらえればいい」との言葉が「一身上の都合」ということで社会的責任がすべてチャラになることのほうがおかしいとボクは思う。

問題の論点が、月額7.7万円程度という豪華な3LDKの公務員宿舎で家賃を税金で負担してもらいながら何をやっているんだ…ということらしいが、これは単なる庶民のヒガミとしか聞こえない。この制度そのものを変えればヒガミもなくなるだろう。

これが自宅のマンションだったら、どうだったのだろうか?
ニュアンスはかなり変わっていたことだろう。
むしろ、公務員宿舎の税金負担を問題にすべきなのである。
野党もいつも噛み付く論点をはき違えているからまったく意味がない。

日本にも一党くらいは、そんなくだらない問題では絶対にさわがないで、本旨で与党と論議する政党が必要ではないだろうか?

それにしても、安倍政権、続々と問題が続出して少しかわいそうなほどだ。「造反議員の復党問題」「タウンミーティング問題」
「本間氏の辞任」。

安部政権の発足当時の支持率は67.0%から45.8%に落ちているそうだ。コロコロ変わるこの率は決して「支持率」ではないだろう。むしろ、これは「関心率」と呼び変えたほうがいい。

小泉元総理にあって、安倍総理にないもの。これはきっと、「ポジティブ」なオーラだ。小泉を太陽とたとえると、安倍は月のようなオーラだ。参謀の時はそれでよかったが、メインステージにたった以上、それなりのオーラのスイッチを入れて、人前に立たなくてはならない。

自民党の広告代理店にアドバイスをしたい。
まずは、安倍総理に、元気な笑顔を作る訓練をさせること。ほおの肉が下がりっぱなしである。そして声をもっとトーンを高く、ゆっくりとしゃべる。この2点をかえるだけで、印象はもっと変わるだろう。

一身上の都合で、税金問題が右往左往してもらっては困るのである。


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