よくサラリーマンの平均給与という数字で語られるが、『平均』給与を知ったところで何も意味がない。
平均ではごく少数の富裕層が、多大な影響を与えてしまうからだ。男女間の収入格差も見えてこない…。
記事などにもよく平均が使われているが…実態とはそぐわないのだ…。
TDR価格改定 「1デーパスポート」7400円は高いのか?
TDLが開業した83年のサラリーマン平均給与は329万円(民間給与実態統計調査)だった。直近統計の2014年は415万円。平均給与の上昇率は約26%に過ぎないが、夢の国のチケット代は90%も高くなったのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160217-00000017-nkgendai-life
年収ラボに興味深いグラフが掲載されている。
http://nensyu-labo.com/
平成26年(2014年)のサラリーマンの平均年収は415万円
平成26年(2014年)のサラリーマンの平均年収は415万円
http://nensyu-labo.com/heikin_suii.htm
男女年齢別平均年収
しかし、年齢別で平均してもこれだけの差異があるのが年収の数字である。
平成26年(2014年) 5才段階の男女別平均年収
http://nensyu-labo.com/heikin_nenrei.htm
男性は、50-54歳が年収のピーク
女性は、25-59歳までピークは変わらないが男性とは極端に低い
マーケティング的な側面での年収はこちらに意味がある
年収の偏差が一番よくわかるグラフ
こちらの図版を見ると、一番マーケティングのデータ的には価値がある。
男性の年収は、3〜400万円が一番多く、300万円台が500万人400万円台が500万人未満
女性の年収は、100万円台が500万人、200万円台が400万人強
ターゲットのボリュームゾーンと年収の幅が理解できる。
年収300万円以下の割合は40.9%、年収1,000万円以上の割合は3.9%
階層
|
男性(単位:万人)
|
男性割合(%)
|
女性(単位:万人)
|
女性割合(%)
|
100万円以下
|
91.5
|
3.3
|
326.2
|
16.7
|
100万円台
|
209.8
|
7.5
|
511.6
|
26.2
|
200万円台
|
371.4
|
13.2
|
431.5
|
22.1
|
300万円台
|
513.8
|
18.3
|
310.3
|
15.9
|
400万円台
|
487.8
|
17.4
|
175.5
|
9.0
|
500万円台
|
358.2
|
12.8
|
92.0
|
4.7
|
600万円台
|
235.6
|
8.4
|
44.8
|
2.3
|
700万円台
|
165.7
|
5.9
|
23.8
|
1.2
|
800万円台
|
112.3
|
4.0
|
12.6
|
0.6
|
900万円台
|
75.2
|
2.7
|
6.9
|
0.4
|
1,000~1,500万円
|
136.4
|
4.9
|
12.0
|
0.6
|
1,500~2,000万円
|
28.4
|
1.0
|
2.2
|
0.1
|
2,000~2,500万円
|
8.6
|
0.3
|
0.9
|
0.0
|
2,500万円越
|
10.2
|
0.4
|
0.9
|
0.0
|
統計元:国税庁 平成26年 民間給与実態統計調査結果
http://nensyu-labo.com/heikin_kaisou.htm