上西議員は維新の党 都構想と統一地方選挙のスケープゴート

https://www.youtube.com/watch?v=Ywmh7R_rXlk
上西小百合国会議員 記者会見

橋下徹大阪市長の反応が早過ぎたと思う。
結果として、今回の問題を一番大きくしたのが真犯人は橋下徹市長だ。

事実関係が明確にならない間に、発言してしまい結果として、除籍処分にまで及ばせてしまった。危機管理意識がないのは橋下市長であることは明確だ。

「言葉づかいの悪い秘書が彼女と一緒に旅行しただけ。それを関西テレビが誤報した」 だったら、除籍の前に、まず彼女に謝罪すべきだろう。
上西議員もなぜ、自分をしっかりと主張し、弁護できないのかが政治家としては失格だ。

橋下市長は、結果を待ってから発言してもよかったはずだ。何も問題がなかったことを、勝手に話を大きくしてしまっただけだ。大阪維新の会として…とかも面倒くさい詭弁だ。維新の党におまかせします。しかも応援演説で…(笑)

それは計算からではなく、地域政党、大阪維新の会の都構想の住民投票を控え、維新の党は、統一地方選の最中での、身内の党の国会議員が予算採択を欠席して遊んでいるように見えたからだ。しかも見えただけでマスメディアの囲みに発言してしまう。
論理的でありながらも、直情型でいつも損をしている。また今回も悪いクセが露呈した。

橋下徹市長の、「29歳(現在31歳)の女の子が、国会議員の年収に目がくらんだ」とか…の憶測も、それは、一度でも、そう考えたことがある人からしか出ない発言だろう。
しかも現在31歳の女性を女の子扱いも女性蔑視ではないだろうか?

比例代表だから党が除籍ならば、議席を返納すべき…とかの発想もあると思う。
それでも上西小百合衆議院議員は無所属で政界に残る。
これはそうだろう。政治家なんて職をなくした時点でただの人になるからだ。

「ぶって姫」と揶揄された姫井由美子元参議院議員も不倫相手のリベンジポルメで民主党を離党し、国民の生活が第一の国会議員となった。政党交付金のためのこれも数合わせだったが、一議席でもあれば、少数政党にとっては5人の国会議員に政党要件を満たすので政界には需要はある。

https://www.youtube.com/watch?v=U_SDmyGLAkI

維新の党が謝罪すべきである

まず、大阪維新の会および維新の党は、国民に比例代表としてリストに送り込んだ 上西小百合議員を責める前に、自党の国会議員の不始末を一番謝罪すべきだったのだ。

それをヤラずに、徹底的に彼女を叩き、「二度と口も聞きたくない」と、被害者意識を持っているところがおかしい。そう、維新の党がまるで被害者であるかのようなふるまいにみせるためのスケープゴートでしかない。

江田憲司代表との温度さを非常に感じるのは、その世論の計算の仕方が橋下徹市長と全く違うからだ。

上西氏の疑惑に関しては、橋下氏が3日夜に3時間釈明会見に同席したうえで、4日に除名処分とする速攻対応をみせたが「もうあの問題はひとまず置きますけど、あれだけテレビも中立性だ公平性だと頑なに言っておいて、選挙が始まったとたんに、疑惑のことを連日、各社が報じて、何が中立性、公平性なのかさっぱり分からない。メディアは頭が悪すぎ!」と橋下節がさく裂。政治家生命をかけた都構想実現の勝負どころで起こった騒動にはやはりガマンならない様子で、記者団がとばっちりで“説教”を食らう格好となった。
http://news.livedoor.com/article/detail/9978949/

関西で人気があり、同時にトラブルメーカーである橋下徹は、自分の「慰安婦問題」発言で先の選挙の大敗を非常に意識しているからこそ、徹底的な被害者である主張をくりかえしている。まずは、党の比例代表で国民に推薦したこと、管理不行き届きであったことを真摯に謝罪することが政治家としての矜持ではないだろうか?