SF進化論から読み解く社会風刺ベルヌ、ウェルズから映画まで

科学の進化を推進してきたSF(サイエンス・フィクション)

SFの定義= 科学に基づいたフィクションと神話、ファンタジー

大航海時代がSFの基礎を産んだ

1543年 コペルニクス 地動説
1610年 ガリレオ・ガリレイ

1818年 『フランケンシュタイン』メアリー・シェリー 科学的考察 マッドサイエンティストの登場
人類の超えてはいけない一線を越えた時、罰せられるという

1844年『軽気球夢譚 』エドガー・アラン・ポー
「気球」という新しいテクノロジーのSF

テクノロジーの夢を語るベルヌ

1866年「気球に乗って五週間」 ジュール・ベルヌ
産業革命とポーの影響を受けた作家
地球と宇宙の新しい関係を描く

1865年「月世界旅行」ジュール・ベルヌ
科学テクノロジーとファンタジーの融合

1870年「海底2万マイル」ジュール・ベルヌ
ノーティラス号
最新技術の蓄電池、空気タンク などの登場


1895年『タイムマシン』HGウェルズ
ベルヌの一世代後、
産業革命が訪れ暗い影響を与えた頃、薄暗い工業地帯、貧困、売春…。
強烈な社会風刺、地上人と地底人で階級社会を投影

1896年『ドクターモローの島』

1897年『透明人間』

1898年『宇宙戦争』
イギリスとフランスの帝国主義。
帝国主義と軍事力

1914年『開放された世界』
原子爆弾の登場を予測

映画の登場

SF映画という新ジャンル 

https://www.youtube.com/watch?v=HSZ8QmCOAX4
https://www.youtube.com/watch?v=eYFqLwEsLvM
1895年『月世界旅行』ジョルジュ・メリエス
リュミエール兄弟のカメラで短編を制作
ストップモーションアニメを制作
特殊効果撮影

大衆SF時代の到来 バローズ


1911年『火星のプリンセス』エドガー・ライス・バローズ
1912年『類猿人ターザン』エドガー・ライス・バローズ
パルプ雑誌の普及 識字率のアップ、大衆文学の台頭

SF時代の名付け親 ガーンズバック



雑誌『モダンエレクトロニクス』ヒューゴー・ガーンズバック
SF(サイエンティック・フィクション)が副題。
電気の家庭利用、飛行機、大陸横断鉄道、ラジオ。
テレビ放送、レーダー、ナイトゲーム、電子レンジ、などを予測

1926年『アメージング・ストーリーズ』ヒューゴー・ガーンズバック
買収され、新雑誌を創刊。

1930年『サイエンスワンダーストーリー』ヒューゴー・ガーンズバック
1930年『エア・ワンダー・ストーリーズ』ヒューゴー・ガーンズバック
SF(サイエンス・フィクション)を副題とした

パルプ雑誌の普及 エロスとの融合 
エイリアンと美女など

https://www.youtube.com/watch?v=Q0NzALRJifI
1927年 映画『メトロポリス』フリッツ・ラング監督

2026年を描いた近未来SFの金字塔
特権階級 
都市の外観、戦前のドイツイメージ
映像の迫力 3万7000人ものエキストラ

大恐慌 と トーキーの発明による設備投資
https://www.youtube.com/watch?v=aKoPr-Q7QSk
1931年 映画『フランケンシュタイン』
ユニバーサルスタジオの倒産の危機を救った

低予算、連続SFシリーズへ方向転換
連続活劇、SF2本立て、続きもの

https://www.youtube.com/watch?v=n1yg6edzoPw
1935年 映画『500年後の世界』
主人公は歌うカウボーイと地底人とのSF映画
西部劇のセットを使って制作


1936年 映画『フラッシュゴードン』
スペースオペラ SFとはちがって科学的ではなくてもかまわない手法
悪の皇帝 ミンのモデル 独裁主義の主導者


1938年 ラジオ放送『宇宙戦争』オーソン・ウェルズ
火星人襲来のオーソン・ウェルズのラジオナレーションで大パニックとなる。
ヒンデンブルグ号の爆発事故(1937年)ラジオ放送の実況をベースにした。
社会は、核分裂、ドイツ軍の侵攻、スーパーマンの登場などの時代

https://www.youtube.com/watch?v=hEZeQryEBSc